〈補足あり〉 元官僚です。 ないことはないですが、少し古い例になります。 かつて、大蔵省時代には銀行局と国税庁は同じ大蔵省内の部局と外庁ですから、大蔵省の人事異動にて普通に異動がありました。 国税庁長官→大蔵省次官というのがエリートの証でしたから、国税庁異動はそれなりに評価される人事になります。 今は金融庁は独立性を声高にさけばれていますから、あまり露骨な財務省内の人事異動としては行われませんが、出向から財務省に帰った人が国税庁異動というのは普通にあり得る話です。 エリート官僚のみならず、一般事務官にも行われうる人事です。 たしかに省庁としてはちがいますが、ともに国の財政に深く関係する省庁ですから、財務省の影響が大きく財務省からの出向、移籍が多いです。 かつては同じ省の下にあった経緯から、今も財務省人事の一部として重要なものになっています。 ただ、原作者池井戸氏が銀行員だった時代のイメージで原作は書かれていますから、旧大蔵省官僚を想定している可能性があります。監修が甘い場合もあります。 参考になれば幸いです。 〈補足〉 少し足りない部分を。 金融庁から国税「局」への異動。 これは普通にあり得る話です。 出向帰りの職員は、通常は他の分野の 職域担当へ異動させるのが公務員の異動 パターンになります。 金融庁などの専門知識ある職員は、関連性 ある国税庁や国税局などに異動させ、その 知識を政策に活かさせるため。 内部部局である官房などに動かす場合も ありますが、少数です。 ただ、黒崎はどうも第一選抜からは外れた 気配が漂います。次官レースから、審議官局長候補、または課長で他の省庁に移籍してそちらの次官(防衛省など)になるコースへレールが引かれているようです。 民間人になめられてるようでは、人事評価は低くなりますから。 たぶん、いずれ天下りで半沢と対決するような気がします。
なるほど:2
結構あります。 金融庁の前身の金融監督庁の前身は、大蔵省銀行局(保険部も含む)および証券局で、現在の金融庁幹部は大蔵省入省組ですから、交流人事で最も遣り易い省庁でしょう。 それと金融庁本庁案件はともかく、地方案件の場合は、地方財務局が金融庁の地方出先機関としてありますので、密接な関係であることは間違いないでしょう。 大蔵省国税庁と金融庁の共通点として、共に職権による調査(国税)や検査(金融)が規定され、強制力の差はありますが、業務としては類似しています。
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