農業土木職へのご就職希望なのですね。 目的があるのは素晴らしいことだと思います。 私は設備関係の現場監督なので、農業用水関係の仕事をたくさんさせてもらいました。 地元の土地改良区に同級生もいてよく話もしますし、仕事ももらっています。 昔に比べて農業予算は激減しましたが、それでもなお、農業関係の仕事はたくさんあり、農業土木職もまだまだ、求められていると思います。 さて、就職に際して関連知識を得るのはとてもよいと思いますが、設計や施工の受注者側は測量士や土木施工管理士の資格は必要ですが、発注者側がこれらの勉強をするのは就職してからで十分だと思えますし、これらの資格の取得も絶対必要ではありません。 しかし、実は日本は資格社会です。 建設業では、事件や事故が起こるたびに資格が増えて、資格を管理する団体もたくさんあります。 農業土木の発注者、設計受注者関係では公益社団法人 土地改良測量設計技術協会というのがあって、農業土木技術管理士、農業農村地理情報システム技士、土地改良補償士、土地改良補償業務管理者・管理者補などの資格試験を行っています。 これらの関連図書もあるようですので、ご覧になって下さい。 http://www.sderd.or.jp/shuppan.html 以上は発注者や設計者関係の資格で私は正直あまり知らないのですが、施工側の受注者も関係する資格で社団法人畑地農業振興会(通称「畑振」)という団体がやっている畑地かんがい技士というのもあって、畑地かんがいの計画・設計・施工・管理に関する資格ということになっていて、これは受注者側にも有名です。 http://www1a.biglobe.ne.jp/hatasin/ 関連図書もあるようですので、ご覧になって下さい。 http://www1a.biglobe.ne.jp/hatasin/tosho/tosho1.html もうひとつ、重要な組織で全国水土里ネット(全国土地改良事業団体連合会)という組織があって、全国の「土地改良区」を取りまとめています。 講習や試験、刊行物もありますのでご覧になって下さい。 http://www.inakajin.or.jp/index.html こららの組織について調べたりするだけでも大変勉強になり、面接や就職試験の作文時に有利になると思われます。 あと、農水省が発行する白書関係に目を通すことは農業についての考え方の参考になると思いますのでお勧めします。 【補足】 拝見してから考えていますが、公務員、準公務員の農業土木職にとって必要なのはやはり、日本や農業に対する考え方だと思います。 現状を分析して本当に必要で大事なことを考えていただくことが一番だと思います。 私的には経済学や政治学などが重要だと思います。 その次は体系的な学問ではなく土地改良学などの実務だと思います。 専門的な検討は専門家にやってもらうのが普通です。 水理学や土木工学、機械工学などを極めるのは設計事務所などで充分です。 しかし、測量学、土工学、水理学などの基礎を学ぶことは重要だと思います。 上野の忠犬ハチ公の飼い主 上野英三郎は農業土木の発展に尽力しながら急逝しました。 上野の偉業を記念して農業土木学会は、1971年に農業土木学会賞の中に上野賞を設けたそうです。
水流計算や構造物の計算も役立ちますよ。 補足 土木工学や河川工学です。
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