高等学校非常勤講師について、質問(というか相談)です。

Question

高等学校非常勤講師について、質問(というか相談)です。私は芸術(ジャンルを大まかに「美術」とします)を選科として大学院を修了しました。
芸術家として自分の作品を作りたいと思う傍ら、次世代に芸術を教える人間も必要だと感じ、教職も目指しています。
(今年、某県教員採用試験受験予定。今は科目等履修生として教職課程取得中。)
ただ、自分の作品作りにまだまだ没頭したいという想いも捨てきれません(贅沢でしょうか…？)
そこで、非常勤講師を勤めつつ作品を作りつつという目標を抱いているのですが、
気になるのは収入面。
自分の作品による収入は…ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ…まぁ考えないことにしましょう＾＾；
非常勤講師の場合、それだけで生活の為の費用＋制作費用などを補えるのか、気になります。

『26歳、修士課程修了、今年度教職課程取得見込み』
の場合、もし非常勤講師になったら収入はどのくらいになるでしょう？

また、非常勤講師を目指すことについての意見やアドバイス、「お前甘いな」的な叱咤などありましたら、ありがたいです。

補足

みなさんありがとうございます。

〇少々厄介な状態の椎間板ヘルニアを持っているのでクラスなど受け持つ体力が果たしてあるのか…という不安があるのも非常勤を目指す理由のひとつです。
〇院卒のプライドは特にないです。強いて言うなら芸術家としてのプライドです。
〇掛け持ちは苦ではないです。むしろ積極的に掛け持っていろんな生徒と接したい。

●重ねて質問して申し訳ないのですが、非常勤経験者の方は何コマ程担当していますか？

Answer 1

美術の非常勤講師です。卒業後ほぼ毎年個展をしています。
私立校ならば、不可能ではありません。
ただし、やはり掛け持ちは必要です。
私の場合はカルチャーとの掛け持ちで、なんとかなってます。
私立校非常勤講師の収入は年齢など関係無く、講師業の経験年数で決まります。年々収入は上がっていきます。
学校にもよりますが、ボーナスもあり、私は個展費用はだいだいボーナスでまかなっています。
同じように、講師業をしながら制作を続ける同級生がたくさんいます。
良い縁があり、講師の口を見つけられることを願ってます。

*少なくとも私の場合、一校で月10万を越えています
補足について:ここ数年は週に10コマです。

確かに、レアケースかもしれません
しかし、自分の高校時代の恩師を含め、こうして制作、発表を続けている作家が多いんですよ。

Answer 2

非常勤講師は止めておかれて、正規の教員になられたほうが良いと思います。制作は学校がお休みの時に、集中されたら出来るのではないですか。経済的な安定が無ければ、制作も続かないと思います。

Answer 3

＞〇掛け持ちは苦ではないです。むしろ積極的に掛け持っていろんな生徒と接したい。

☆中学校学習指導要領では、美術は「必修」となっています☆

☆しかし、高等学校学習指導要領では、

「芸術科目については、美術・音楽・書道・工芸の4科目のうち、3年間で最低どれか1科目を履修すれば良い」

・・・となっています☆

→つまり、高校の場合、
美術は、あくまでも「選択必修科目」であり、「必修科目」ではありません。

→そのため、例えば、

（例）
「本高校では、1年生に、音楽の授業をしていますので、音楽の先生は1人います。

ですが、美術・書道・工芸の授業はしておりませんので、
美術・書道・工芸の先生は、1人もいらっしゃいませんし、
美術・書道・工芸の教育実習の受け入れも一切しません」

・・・といったことをしている高校があったとしても、
違法ではなく、特に何も問題ありません。

→ですから、「掛け持ちしても良い」ということなら、
「高校で美術を教える」だけではなく、「中学で美術を教える」という選択肢も考えておく必要があります。

＞『26歳、修士課程修了、今年度高校美術免許取得見込み』の場合、
＞もし非常勤講師になったら収入はどのくらいになるでしょう？

☆非常勤講師というのは、教えた授業時間数分の、お給料をもらいます☆

→1時間授業をして、時給2000～3000円といったとこ。

→なので、例えば、
月曜・水曜・木曜の週3日で合計10時間なら、
月給は8～9万円、年収は100万円前後といったところ。
これだけでは、アパート借りて1人暮らし、というのは、厳しいでしょうね。

→ですから、
「非常勤講師として、月に20万くらい稼ぎたい！」ということであれば、
2～3校掛け持ちして教えないと、ムリです。

☆その代わり、クラス担任や部活の顧問などは、やらないので、

極端な話、例えば、

自分の担当の授業が始まる5～10分前くらいに、急いでやってきて、
授業が終われば、そのまま帰る。

・・・というのもOK。

→ですから、イメージとしては
アルバイトやパートみたいなものですね。

→なので、例えば、非常勤の家庭科の先生が、
家庭科で調理実習をするために、

1～2時間早く行って、

・食材業者の配達を受け取る。
・家庭科室の電子レンジや、使った布巾や台拭きを洗う洗濯機、師範台や生徒の調理台のガス台やオーブンが、ちゃんと動くかどうかのチェック
・調理実習で使う小麦粉を粉ふるいにかけておく

・・・といった下準備の時間や、

調理実習が終わったあと、

・洗濯した布巾や台拭きを干す
・生徒の調理台のガス台やオーブンがきれいになっているかのチェック
・ガスの元栓を閉める

・・・といった後片付けをした分などの、
超過時間については、残業代は出ません。

＞非常勤経験者の方は何コマ程担当していますか？

僕は、
最初、1年目は、

火曜4コマ＋金曜4コマ＝合計週8コマ

でした。

家庭科は、1クラスにつき週に1回50分しかないので、
8クラス教えることになり、結構大変でした。

中高一貫校だったので、
中学生のクラスと、高校生のクラスと、両方受け持ちました。

高校生なら、
僕が、家で作って来た見本を見せれば、それを真似して、作品を仕上げられるのですが、

中学生だと、
授業中、実際に、裁縫の縫い方をデモストして見せるとか、細かく指導しないと、
生徒は、間違えますね。

Answer 4

非常勤講師の給料は、低いですよ。
別の方が言っていますが、１０万円もありません。
二校でも、20万円ありません。
ボーナスも、無いに等しいのです。
さて、芸術家として自立するのは、とても厳しいことです。
ですから、教職に収入源を求めておられるのでしょう。
二択なら、教員を目指すことをお薦めします。
なぜかと言うと、教員採用試験が、とても難関だからです。
特に、美術は、元々、採用人数が少ないので、余計に厳しいのです。
一次を通過するだけでも、至難の業です。
また、院卒のプライドも封印することです。
教員採用試験において、専修免許の優位性は全くありません。
専修・一種・二種という差別は、ありません。
得点が全てです。
なかなか採用試験に合格出来ず、何年も美術の講師をしている先生が多いのですよ。
先ずは、生活の基盤を作ることです。
頑張ってください。