私は、現在薬学部の6年生なんですが就職先を決めるのにたいへん迷っています。薬局に勤めたいと思っているのですが、そちらの薬…

Question

私は、現在薬学部の6年生なんですが就職先を決めるのにたいへん迷っています。薬局に勤めたいと思っているのですが、そちらの薬局は大手ではなくこじんまりとした個人薬局なので研修制度というものはないそうです。しかし、一対一で教えると言われていました。そこで質問なのですが、大手ではない個人薬局に勤めた薬剤師の方は研修のようなことはされましたか？また、されてない方は、どのように仕事内容を学んでいったのでしょうか？教えてください。

Answer 1

経営規模や応需処方内容には、単店レベルでも薬局によって大きな差がありますので、まずそこを見るべきでしょう。

極端な話、整形外科の門前だと、毎日モーラステープとロキソニンばかり調剤する日々かもしれない。しかし、糖尿内科や透析科をやっている病院の近隣ならば、それとは比較にならない量の薬が出るでしょう。
大きな病院の近くならば、色々な診療科の処方を受けるだろう。一方、住宅街の中の大きめの薬局（地域の基幹薬局）ならば、県内外の色々な病院の処方せんを地元の人が持ってきて、ものすごくバラエティに富んだ処方が来るのかもしれない。
地元に根差した薬局ならば、調剤だけでなく行政などと連携する仕事をするチャンスがあるかもしれない。一般用医薬品も置いているところならば、ＯＴＣを学ぶチャンスもあるかもしれない。

こういうのを全部一緒にして、個人薬局がどうのこうのというのは、ナンセンスなのです。
一口に個人薬局と言っても、規模もレベルもまちまちなので、自分がどういう薬剤師になりたいのか、そのイメージに近いところに行かないと、ミスマッチになってしまうかもしれません。

研修については、例えば実務実習認定指導薬剤師がいる薬局というのも、ひとつのポイントかもしれません。要は、薬学部５年生の実務実習の指導実績があるかどうか。本当に規模が小さくて、人の指導もする余裕も力もない薬局は、学生指導なんてやっていられないので、実務実習を受け入れるための研修も受けていないし、当然受け入れたこともありません。
研修には自信があるとか大手が言っていますが、薬学教育を担っているのは、圧倒的に地元系の薬局です。研修認定薬剤師の資格を取るための講習に、大手の連中なんて全くいなかった。

学習については、プロの薬剤師として、能動的に行動する力は、多少求められるかもしれません。
職場内の指導に留まらず、薬剤師会の講習やメーカー主催の講演会（ＭＲが話すのではなく、専門医が話す医師向けの講演会が良い）などに参加するのが望ましい。学術大会や医療薬学会なども、発表はしなくても、話などを聞きに行くのが望ましい。サラリーマンとして、完全に人に組まれたプログラムを受動的に受けたいのであれば、やはり大手向きかもしれません。

"地元の薬剤師"であれば、地域との関わりあいの中で行う仕事（学校薬剤師や、地域包括支援とのやりとり、介護認定関係、地元医師会などとのやり取り）が出てくるかもしれませんが、こういうのも、自分から積極的に関わるのか、面倒は避けて調剤だけでのんびり仕事できれば良いと考えるかで、学べることもできることも違うものです。

Answer 2

個人薬局は、その薬局で投薬するのに不自由ない知識さえつけてくれればそれで問題ないので、応需している科の採用薬のリストを渡されて、使っている機械の使い方を聞いて、終わりです。

普通は大きな病院で全体的な物を学んで、どこでも仕事出来るようにして色んな分野に散っていきますから、最初から個人薬局に行くと後悔しますよ？
最初から調剤にいくと、注射・輸液関連が全くと言っていいほど無知のまま育ちますし、ましてや最初から個人薬局だと採用薬が少なすぎてものすごく早い段階で成長が止まるでしょうし、５年で他の薬剤師との差が酷くついて転職で苦労しそうで心配です。

Answer 3

薬局に限った事ではないでしょうネ

個人経営だと其処の従業員数も極限られている」・・・
2～3人？？
新人は？
そのような状態で研修など実際問題としてできないでしょうネ

個人的に薬剤師会の研修などを受けなければならないでしょう・・・・

古いと言われるかもしれませんが
「寄らば大樹の陰」と言う事も有ります

新入社員が数10＝数100人も居れば、企業として厭でも
（新入）職員研修をしなければなりません

企業としてほんの数人しかいなければ
研修をやりたくてもできません！！