解決済み
「警察官」と「陸上自衛官」の違い、と置き換えて見ますね。 「警察官」は犯罪発生時に、捜査権・逮捕権を持っています。 犯罪を防止するためには、正当防衛目的外で武器使用も許されます。ただし、最小限の使用です。 「自衛官」は一般市民の犯罪に対して捜査する事も、逮捕する権限も有しません。 他国の侵略、または暴徒と化した群集への対処のため「防衛大臣が命令した時」には武器使用を許可されます。 または、自衛隊の装備への損害や強奪に対処する時には、隊員個人の判断で武器使用が認められます。 相手を無能力化する事が目的ですから、自衛隊の武器は「最小限での使用」という概念はありません。 制服を着ているのはお互い同じですが、武器の規模に関しては両者に大きな違いがあります。 「海上保安庁」と「海上自衛隊」は上記と大義は同じです。 領海の侵犯は犯罪行為であると同時に、侵略行為の発端でもあります。 領海侵犯の目的は、 ・尖閣諸島などの例もありますが、政治的なアピールを伴う示威行動。 ・漁業での違法操業。 「明らかに武装していない対象」への対処は海上保安庁が担い、艦船なら停止させ保安官が乗り込み(捜査)、場合によっては逮捕する。 「重武装した軍艦、または潜水艦」に対しては海上自衛隊が出動し、領海外への立ち退きを迫る。 もしその船舶が行動不能となり、乗員を拘束(逮捕権がない我々市民でも、犯罪行為を現認した時は逮捕できるのです)したとしても、戦争が発生していない状況なら自衛官には捜査や逮捕の権限がありません。 捜査権を有する公務員(海上保安官や警察官)に引継ぎ後、詳しい取調べや日本国の法律での罰則を適用させます。 ソマリア海賊対策のため、商船を護衛する目的で海上自衛隊の護衛艦が出動しました。 この時、万一海賊を拘束したとしても、捜査権を自衛隊は持っていませんので海上保安官が数名乗り込み、行動を共にしました。 写真は、この時のもので護衛艦のブリッジ内です。紺の制服が海上保安官です。
海上保安庁側の説明は、次のようになっています。 問 海上保安庁と海上自衛隊の違いはなんですか? 回答 海上保安庁は、国土交通省に属し、海の警察(犯罪の捜査及び逮捕等)、消防(火災船の消火などの海難救助)に関する仕事から、水路の測量、海図の作成、灯台などの航路標識の建設、運用など海に関するいろいろなことを行っています。 一方、海上自衛隊は、防衛省の実施部隊で、主として海上からの外国の侵略に対し、我が国を防衛することを目的としています。 また、必要に応じて災害が発生した場合の支援活動、海上保安庁からの要請を受けて、遭難船舶等の捜索救助、急患輸送や油流出事故の際の油の回収作業なども実施します。 出典:http://www.kaiho.mlit.go.jp/shitugi/faq/faq7.html
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