養成課程のメリット 合格率が高く、すぐに管理栄養士になれる。 デメリット 管理栄養士は管理職であることが多く、新卒でも課長待遇の職場もあるけど、社会経験ゼロの人間に管理職など務まるはずがなく、数か月もたずに退職する人間は珍しくない。 委託で仕事は給食管理のみ、という直営より比較的楽な仕事内容でも一か月目に泣きながら退職の相談をした人もいました。 いきなり管理職としての仕事を求められることもですが、部下となる調理師は5,60代も多く、22,3の勉強以外何もできない子供に指図されて面白いはずがなく、そういう人間関係が難しい。 「役立たず」と判断されてすぐに辞めてしまった人も多い(過去の苦い経験によって『大卒お断り』の施設もあります)。 一人前になるまで何があっても頑張り続ける根性がなければ厳しい。 上司や先輩が複数いる大きな病院ならいいけど、小さな職場には栄養士が自分ひとりしかいなくて誰にも相談できず孤立する人はよくいます。 実務経験を積むメリット 調理師と一緒に働く間に人間関係や仕事を学べる。 養成校で勉強するのは「管理栄養士になるための勉強」で仕事で必要な勉強とは異なるので、働きながら社会人に必要なことを覚えることができる。 栄養士は調理師より上なので風当たりは強いけど、管理栄養士よりは楽な立場(それでも辞める人間は多いけど)。 部下がどういう仕事をしているか、勤務状況はどうか、というのを知っていて管理職になるのと、知識としてしか知らない管理職は前者のほうが強い。 試験に受かった場合、既に栄養士として就職しているため、転職希望でない限りそのまま管理栄養士として仕事を続けられる。 栄養士時代に必要な経験を積んでいれば、調理師の信頼を得られるため昇進しても協力的だし、転職先の調理師も経験を積んでいることを知れば「役に立つ」と判断して好意的。 デメリット 働きながら勉強すること。 学生時代に国家試験対策の勉強をしていればいいけど、短大・専門学校出身者の合格率が低いのを見ればわかるように、一から独学はかなりきついです。 大学で試験対策の勉強をしていればそれほど難しくはないと思います。 どちらがいいか、とは一概には言えませんが、医師は二年間の研修期間があり、看護師は下っ端からスタートする中、管理栄養士は卒業と同時に「管理職として完璧な仕事を求められる」状況にあります。 栄養士も管理栄養士を必要としない施設では同じ状況に置かれることがあり、その場合は三か月もたずに辞めるか歯を食いしばって頑張るかのどちらかです。 上司や先輩が指導してくれる職場に就職できればいいけど、そうじゃなかったらどの学校を出てもその人次第です。
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