解決済み
通関士、貿易実務検定、外国語について。 はじめまして。 今大学2年生で、就職に向けて資格を取ろうと思っています。私は外国語に興味があるので、外国語を使ったり、海外と関わる仕事に就きたいと思っています。 そこで、最近通関士という資格があることを知って、頑張って取ろうかとも思ったのですが、それよりも貿易実務検定+外国語の検定(TOEICなど)を持っている方が良い、とも聞きました。 どちらの方が就職の時、自分の強みになりますか? また、私は英語の他に韓国語を趣味で勉強していて、ハングル検定を持っています。 こういった感じで、英語+αの言語が出来ることは、強みになりますか? 質問がまとまっていない気もしますが、よろしくお願いします。
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貿易実務経験者です。 同様の質問に何度も回答していることですが、「外国語を使ったり、海外と関わる仕事に就きたいと考えている大学生」には、「通関士資格はお薦めしません」。 通関士資格というのは、質問者様が目指しているような本格的な海外取引に関するものではなく、「貿易に関する手続き屋」的な資格なのです。 (話は発展しますが) 貿易実務というのは、 1.海外営業:輸出者と輸入者が折衝して、「契約」をする 2.国際物流:契約に基づき、モノを外国へ送る(輸出)、また送られてきたモノを引取る(輸入)手配をする 3.外国為替:モノの動きと逆にカネを動かす の3つのステージから成っているといえるでしょう。 「通関」とは、上記2の中の、「モノが国境を超えるための手続き」で、貿易実務の中の「一部」であり、通関士資格とは貿易実務担当者の為ではなく、「通関業者の為の資格」であるといえます。 「通関士試験」の科目を見ると、 ①通関業法 ②関税法、関税定率法その他関税に関する法律 ③通関実務 なのですが、貿易をやる上で実際に有効なのは、②関税に関する法律、だけです。①③は通関業者へ行かなければほとんど役に立ちません。 資格を取得する上では、「具体的に何を勉強して、その知識が何に役に立つか」をまず考えるべきでしょう。 ということで、通関士資格は、確かに比較的難解な国家資格ではあるが「貿易の知識のほんの一部しか身につかず、しかも必要のないことも勉強せねばならない」ということで、私はお薦めしないのです(偉そうに言って恐縮です)。 そこで私は、「どれかといえば」貿易実務検定+外国語の検定をお薦めします。 特に「語学は絶対」です。TOEICで最低800は目指しましょう。他に中国語や韓国語もやっておくといいでしょう。 でも「貿易実務検定」・・・。こういう民間資格を取るぐらいであれば、自分で独自に、「外国為替」「国際法務」「「国際物流」に関する専門書を購入して勉強した方がいいように思うのですが。私も学生時代にそういう勉強をやっていました。特に「外国為替」の勉強は非常に有効だと思います。(実は「検定」の中にも、難解なのは「外国為替」の問題が多いようです。) 「検定」の勉強は「目標というより、時間があれば」と考えた方がいいと思います。 再度繰り返しますが、「貿易実務は通関士資格よりも語学力」なのです。
なるほど:1
通関士に決まっているじゃん! 人事部参事より 頑張ってください!
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