解決済み
外科医を、手先の器用な人と、知識のある人の分業にすれば?頭が良くても手先が器用とはかぎりませんよね?医師免許をとるには頭脳が必要であり、オペ行為がとてつもなくうまい人が淘汰されています。 たとえば、脳神経の細かい手技は、手先が極限に器用な人にさせれば、相当医学が進歩しませんかね?こんなことできるなら、こんな術式もある!とどんどん広がる気もしますが。 ただ、術中の判断などはさすがに医者には勝てないので、そういう総合的な判断は医者がすればいい。 器用な人は、血管の名前だけ覚えて、生理や病名は覚えない、そんな資格。
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生理学や病理学、病態を把握出来なければ手術の目的や意義を理解することは困難ですし、仮に手術中に急な対応を迫られた時に即座に対応する事が出来ません。 また、医師も手術を行うことで立体的かつ正確なイメージを形成しますから、判断のみでは医師も育ちません。
なるほど:2
TVドラマの見すぎです。 実際の医師に手先の器用さはさほど必要ないのです。 普通の器用さがあればいいのです。 大切なのは知識と経験と前向きな思考回路とでも言いましょうか。 知識が無ければ様々な病状を判断できず、間違った行為に及ぶ可能性が高いのです。 なので絶え間ない医学の研究、勉強がまず一番に大切なのです。 次に色々な場面に遭遇し、そこで出来うる最も好ましい術式、処置を随時出来るかどうかは 数多く経験しなければとても無理です。 この場合も手先の器用さは全く必要なく特に無くても問題ありません。 つまり、困った際にどういう治療をするかの判断力が必要なのです。 治療が上手くいかなくても、次の治療に生かせるだけの粘り、強い精神力 向上心も必ず必要。 巷でよく言うゴッドハンドとはいかにもTV局、マスコミが飛びつきそうな お題目ですが、実際はその内容は手先の器用さにあらず 如何に効果的に治療する手段を考え出す脳が、知識があるか否かです。 手先の問題ではないのです。
なるほど:1
外科医にとって、手先の器用さは、そんなに重要ではありません。 これは、どこの外科でも言われることです。 センスが全くないのはダメですが、技術は努力と経験で補えるものです。 それよりも、知識と精神力。特に、この精神力、というのが外科医にとって名医であるか、そうでないかを分けてしまいます。 手術中は、さまざまな事が起こります。プラモや機械の組み立てと違い、同じ構造をしている人間はいませんし、同じ病気もない。 解剖学の知識とは、必要最低限の情報であり、目の前に展開される術野を分析していく。 また、不測の事態も頻繁に起こるため、極限状態に置かれた中で、いかに正しい手の動きが出来るかは、器用さではない。 「頭の良さ」です。 また、術者は当然、生理学も生化学など医学的知識も持ちつつ、全身状態を常に把握していなければなりません。 全身状態は術野に影響しますし、術野は全身状態に影響します。 単純に細かく手を動かしていれば良い、というのではありません。さながらオーケストラの指揮者のように、手術室で起こっていることを正確に理解し、コントロールしていなければ、人体を正しく扱うことは出来ないからです。 人体を知りつくしていなければ、人体に切り込むことは、とても怖くてできません。 また、手術の進歩は、基本的には「頭の良い」外科医によってもたらされます。新しい治療法を編み出す際、過去の手術法を繰り返すだけではダメ。問題点を分析し、応用する。 最近、手術は、昔のように、ひたすら細かい作業を根性でやるのではなく、「人間の能力をこえる」ことに主眼が置かれています。 内視鏡、顕微鏡などで、人間の視力をあげることもそうですし。 ロボット手術などで、人間には出来ない作業を機械に要求するようになっています。新しい医療機器がどんどん投入されていて、古い技術がもはや過去のものになりつつあります。 なので、ますます「器用さ」ではなく、「賢さ」「学習能力」が問われることとなるでしょう。 器用な外科医でも、知識がなかったり、精神力が足らない場合は、並以下にしかなれません。
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