実際上の話をすれば、法務事務官として採用後直ぐに2~3ヶ月間、茨城県牛久市にある研修施設で法律や語学の研修を受けます。 その後、配属された地方入国管理局や支局で、総務課の人事や給与、経理課の会計事務などの業務に就く者と、在留審査部門や違反審査部門で入国審査官の補助として勤務する者に大別されます。 研修が終わったからといって、直ぐに入国審査官として上陸審査や在留審査を行えるわけではありません。 従って、当初の採用が入国・在留審査しか行わない出張所になることはありません。 なぜ、最初に法務事務官になるかというと、それは等級が足りないためですが、同じ大学を卒業して(旧Ⅱ種試験採用)国家公務員になったとしても、入国審査官は事務官よりも級(給与の号俸)が高いのです。 通常、1~2年間は法務事務官のままで勤務しますが、その間の勤務内容は上記のとおりですが、1年ぐらいすると、本省の許可を得て併任発令(法務事務官と入国審査官を同時に任命されること)され現場に出ることになります。 4月に採用されて、翌年4月の人事異動の時に本局の各審査部門や空港や海港の支局・出張所に配属され、審査の現場で入国審査官としての仕事をすることになります。 それまでは、審査官の補助としての仕事ですので、法律に基づく許認可行為は行えません。「入国審査官」としての辞令をもらって初めて空港のブースに入れるのです。
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こんにちは。 「入国審査官」は、入管法に規定された一定の事務を行うことができる官職ですね。 ご質問の法務事務官は、 ①まず国家公務員一般職(大卒か、高卒)に合格し、 ②各地方入国管理局での面接を経て、採用された段階 ということですね。 ですから、職場は採用された地方入国管理局で、仕事の内容も出入国管理に関係する事務になります。 ただ、どんな職場でもそうですが、いきなり新人が難しい仕事をこなすわけではなく、研修があり、配属されても先輩や上司のサポートや定型的な業務を通じて、OJTとして慣れていき、上級の研修などを受けて、一定の経験と判断力が備わったら、正式に「入国審査官」としての責任と権限を持って、自分で仕事をできるようになる、という段取りですね。 採用試験の名称が古いままですが、法務省入国管理局HPの説明が分かりやすいと思います。 →http://www.immi-moj.go.jp/keiziban/sinsakan/sinsakan.html
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