栄養士の免許は、栄養士の養成施設(2年制、3年制、4年制)があり、大学、短大、専門学校などにおいて二年以上栄養士として必要な知識及び技能を修得した者に対して、都道府県知事が与えます。 そして、管理栄養士の免許は、栄養士養成施設を卒業し、一定期間栄養の指導に従事した者(在学期間+実務経験の合計が5年)、または管理栄養士養成施設を卒業した者(4年制の大学、専門学校など。卒業後即受験可能)が、厚生労働省の実施する管理栄養士国家試験を受けてこれに合格した者に対して、厚生労働大臣が与えます。 栄養士としての免許だけが目的であれば、最短、2年制の短大を卒業すれば取得できます。 ただ、将来、栄養士としての就職を希望するのであれば、管理栄養士の資格がないとあまり世の中では通用しません。 そうなると、2年制の養成施設を卒業して栄養士の免許を取得した場合、その後3年間栄養士としての実務経験が必要になりますが、 ◆栄養士としての求人がほとんどないこと ◆就職できても仕事と受験勉強の両立が難しい などの理由で、管理栄養士国家試験の合格率が低くなります。 参考までに ↓ http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/dl/20b.pdf
【栄養士】 栄養士養成校である短大、専門学校で指定単位を取ると、卒業時に取得できます。 ★(栄養士養成校である大学でも取得できますが、最短2年で取得できる資格なので、4年かけるとお金も時間も勿体無いです。独学、夜間、通信では取得できません。 栄養士養成校では稀に卒業時「栄養士実力認定試験」を行う学校があります。現在は義務化されていません。これは、栄養士の資質向上と質の均一化を図ると共に、各養成施設の教育に関する認識の強化を目的とするものであって、「悪い成績の場合栄養士の資格が貰えない」や「不合格と」いう事はありません。また、試験結果はABCに分かれますが、例えC判定でも指定単位をを取れていれば栄養士になれます。履歴書に判定C等書く必要はありません。(認定試験を受けずに栄養士になれる学校もあるので、比べようがありません。) 【管理栄養士】 2通りの方法があります。 ①栄養士養成校である短大、専門学校で栄養士資格を取得→栄養士として実務経験を積む(栄養士として働く)→国家試験に合格すれば管理栄養士です。 ※国家試験合格率は10~20%程です。働きながらの勉強はかなりの根性が必要です。 (栄養士としての実務経験年数について) a)栄養士養成校である2年制の短大、専門学校で栄養士免許取得→栄養士としての実務経験3年→管理栄養士国家試験受験資格が与えられる。 b)栄養士養成校である3年制の短大、専門学校で栄養士免許取得→栄養士としての実務経験2年→管理栄養士国家試験受験資格が与えられる。 c)栄養士養成校である4年制の大学で栄養士免許取得→栄養士としての実務経験1年→管理栄養士国家試験受験資格が与えられる。 ②管理栄養士養成校である大学、専門学校で指定単位を習得し国家試験受験資格を得る→4年の3月末に行われる国家試験に合格すれば管理栄養士です。 ※国家試験合格率は約80%です。きちんと勉強すれば合格できます。どこの管理栄養士養成校でも国家試験対策をしてくれます。4年になると、授業数は減りますが、学外実習、卒論、就活、国家試験勉強としなければいけない事が多くなります。しかし、学生なので勉強する時間はあります。よって、これだけ合格率が高くなっています。 厚生労働省は独学、予備校、通信講座、夜間のみでの管理栄養士国家試験受験資格取得も栄養士免許取得も認めていません。 管理栄養士は上記のように最終的に国家試験に受からなければ取得できません。ユー○ャン等の通信や、東○アカデミー等の予備校は、上記の①(栄養士資格取得+実務経験を積んで国家試験を受ける方)が主に利用します。 指定の学校に行かず、独学や通信でいくら勉強しても受験資格がないので、受験はできません。受験資格がないと受験票は届きません。 栄養士、管理栄養士の業務内容の違いも上記内容も書いてあるので、見てください。→ http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n126177 ※ちなみに、栄養士+実務経験で国家試験を受験する場合、平成29年より変更になる可能性が高いです。この変更点についても上記URLの真ん中より少し上に記載しています。 ※栄養士でも委託給食会社はまだまだ求人はあります。ですが、低賃金です。 管理栄養士は国家資格ですが、給料はあまり良くありません。ネットでハローワークの求人が見れるので、参考にしてください。 また、既に管理栄養士は大勢いるので、管理栄養士だからと言って就職難ではないと言えません。
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