日本での獣医師の待遇について。

Question

日本での獣医師の待遇について。今朝、求人広告で獣医師の募集を見かけました。
内容はペット霊園での常勤獣医師募集とのことでした。

月収１５万円、と書かれてあり、非常に驚きました。
何度も確かめましたが「アルバイト」ではなく「常勤」と書かれていました。

医者なら一晩の当直で１０万ほど稼げると聞きます。

獣医学を学べる大学は少なく、偏差値も高く、非常に狭き門ですよね・・。
大学には６年間通い、国家資格を受け・・。

たくさんのお金と、時間と、労力を費やして獣医師になっても。
月収１５万円だと少し、胸が苦しくなりますよね・・

１５万は額面で、きっとここから税金やらなんやら引かれたら
手取りは１０万ちょっとしか残らないですよね。。。

１０万ちょっとだと、そうとうやりくりしなければ。
生活がきついと思います、家族を養うなんてできそうにありません。

これは極端な例かもしれませんが。
大動物獣医や公務員になる獣医師が減ってきていると聞きました。

逆に小動物臨床の獣医は増えすぎているとか・・

この現状は収入的なものが関係してるのでしょうか？

私立大学の獣医学部は６年間で
１２００万円ほどかかると聞きます。

開業して動物病院を運営しなければ奨学金などを返していけないから、
小動物臨床の道に進む人が多いのでしょうか？

もしそうでなければ、大動物獣医、公務員獣医に進む人が少なくなっている原因とはなんなのでしょうか（＞＜）。

Answer 1

その月収は少ないですね。

小動物臨床の月収は、初任給で２０～２５万が相場です。
動物園獣医師だと、１７～２０万ぐらいです。
大動物臨床ですと２５～３０万
公務員は手当も込みで２３～２６万ぐらいです。

公務員獣医師と大動物臨床獣医が少ないのも確かです。

いやはり、動物病院の獣医さんになるのが夢として入ってくる人が大多数ですからいたしかたないのでしょう。

公務員獣医師も大都市圏は倍率も1倍を超えて人気なところと、地方で定員割れを起こしているところがあります。
やはり、食肉検査場や動物愛護センターなどに精神的にも肉体的にもきついところに回されるうえに、臨床系ではないので敬遠されてしまうと考えられます。

大動物臨床は北海道NOSAIは人気ですしお給料もかなりいいです。ただ、大動物獣医は体力的にも大変です、乳牛なら７００kgもあります。くさい、きたない、きけんの３Kなので敬遠されがちですね。

奨学金は小動物を選択するのとはあまり関係がありません。
小動物臨床はお給料の上昇も少ないので、家族を養っていくには開業していくしかないのです。