解決済み
中学・高校の数学科の教員になりたい中3です。こんにちは。 私は、都内在住の中3生です。 小学校の時の算数の教師の熱意によって、私もこのような先生になりたいと強く感じました。 私は、普通科・科学技術科(東工大附属)の高校を進学希望しています。 大学は、学費・研究等を考えて、国立大学の理学部か工学部を志望としています。 本当は教育学部の数学科に進学したいですが、父に教員になれなかったときに就職が不利だといわれたので、これらの学部に進学したいと考えました。 また、卒業後教員に関するさらに深い知識を習得したいと考えて、国立の教職大学院に進学したいです。 東京学芸大学教職大学院は教員育成に力を入れているらしいので、この大学院に進学したいです。 情報収集を全然していなくて質問も多くて申し訳ありませんが、答えて頂けると幸いです。 ①教職大学院は、教員になりやすいのですか? ②本当に教育学部は就職に不利なのですか? ③理学部で、教員免許状を取るのは大変と聞きましたが、大変なのですか? ④教職大学院は、理学部・工学部卒業でも入学試験を受けることができますか? ⑤教職大学院は、万一巨イン採用試験をパスできなかったとき、就職はどうなのでしょうか? ⑥国立の大学・大学院は、私立に比べて学費が安いと伺いましたが、どのくらい安いのでしょうか? 未熟なもので、大変失礼なことを負書いているかもしれませんが、よろしくお願い致します。
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わたしは京大理学部で中学と高校の数学免許を取りました。 教員免許を取るには、理学部の卒業単位以外に教育学部に通ったり、教育実習に行ったりしますが、多くはないですし、「免許がもらえる♪」と思えばちっとも辛くなかったし、むしろ数学漬けの毎日のなか、教育学や教育心理学、日本国憲法の授業は楽しかったですよ(③の回答)。 ⑥→私立の学費はすべて大学で公開されているのでネットで調べたり、電話で聞いてください。教えてくれます。国立大学は今、1年で58万円くらいだったと思います。私立理系は100-200万といったところでしょうか。 >数学科出身の就職について 有名大学出なら、教職は簡単に決まります。公立学校の試験は数学力があっても、一般教養や面接といった試験もあり、向き不向きがあります。私立中学・高校は、優秀な人が欲しいので、教職を希望すれば数学科の主任教授がそういった学校の仕事を紹介してくれます。 また、有名大学出なら、一般企業への就職も可能です。数学科の人間はそういう就職を嫌がる人が多いので実際の数は多くありませんが。 中流・下流の大学の数学科は、教職も、一般企業も就職は厳しいとしか言いようがありません。就職試験のための学力がないからです。といっても一定の割合が受かりますが。数学の論理はプログラミングに通じるので、プログラマーになるのはひとつの手です。ただし、「大学で数学を専攻していたこと」の需要は一般企業で多くありません。数学科は偏屈が多いのも知られています。 実際にはわたしは今、医学部に入り直し、医師かつ医学研究者をしています。 >数学の教員をめざす人へアドバイス わたしは、公立中学校・公立高校に通いながら数学を志しました。そのなかで、数学の学問が十分でなくて学生に数学のすばらしさと奥行きを伝えられない教員にたくさん出会いました。そういう先生は、「自分が数学ができなかったのに、ある恩師との出会いから、数学ができるようになった。この喜びを伝えたいから、数学の教師になった」という人がいます。 こういう人は、自己満足としてその人自身は幸せかもしれませんが、不十分な学問しかできていない先生から教えられる生徒は不幸です。しっかり、深くまで(数学は深さが非常に大事です。また、きちんと一人で考えられることも。)学問をしていない数学の先生は、数学のすばらしさを伝えられないからです。単にクイズが解けるよろこびを伝える人になっています。これでは学問とはいいがたい。 そういう訳で、数学の教師を目指されるなら、しっかり勉強して、数学の深遠さを教えられる先生になってください。そして日本の数学力や理系力を上げてください。進学先を私立大学かどうか迷っていないで、堂々と「今から東大理Ⅰ数学科を目指します」と言ってください。数学を志すということは、それくらいの覚悟と努力が必要です。 数学は頭が悪く、要領が悪い人に向いている学問です。「当たり前」に見えることを疑って、それに証明をつけて、一歩一歩、自分の数学哲学をつくっていく世界です。頭の良い人や、要領の良い人は、その小さい階段を少しずつ登っていくことができません。そういう勉強をする、その覚悟があるなら、東大・京大くらい受かります。 まずは高校数学。中学校の数学とちがい、考える数学になります。この深遠さが理解できなかったら、さきほど言いましたように、生徒のめいわくだから二流の数学教師をめざすのはやめてください。数学の哲学を伝えられない教師は本当にめいわくです。 じっくり、自分の頭で考え、証明し、それにより世界と宇宙のおもしろさを伝えられる教師になってください。期待しています。応援しています。がんばれ。 (蛇足ですが、わたしも今、医学のなかで数学をつかって研究しています。回り道をしたけれど、「本当に数学を専門にしてよかった」と思っています。数学の勉強を続けるのはいいよ!!世界と宇宙の見え方がほかの人とちがってきます。これ本当。同じ話、ニュースを聞いても、普通の人と違うものがみえてきます。これから学ぶ数学に乞うご期待!!きびしいけれど楽しいよ。)
なるほど:2
>①教職大学院は、教員になりやすいのですか? 教員採用試験の成績しだいなので、 必ずしも教員になりやすいわけではない。 >②本当に教育学部は就職に不利なのですか? >⑤教職大学院は、万一教員採用試験をパスできなかったとき、就職はどうなのでしょうか? ☆一般企業の就職試験の面接で、 「君は教師になりたいからこそ、教育学部(教職大学院)に進学したんでしょ? なんで教師にならないの?」 ・・・などと、つっこまれ、しどろもどろになって、メチャクチャに・・・、 ・・・といった、マイナスになる場合もある。 >④教職大学院は、理学部・工学部卒業でも入学試験を受けることができますか? ☆教職大学院の場合、 (例)「本教職大学院数学教育研究科に入学できるのは、 大学院入学前、大学の時に、すでに中学数学1種免許や高校数学1種免許を取得された方のみです。 中学理科1種免許や高校理科1種免許をお持ちでない方の入学は、認めていません」 ・・・といった資格制限をしている場合はあるが、 卒業した大学の学部・学科による入学制限はない。
教員を志すという若者に感謝と尊敬の念で答えます。 現在小学校の教員です。 端的に経験からわかること,考えていることを述べます。 ①教職大学院は採用試験にはほとんど関係ない。ただし,内容は教員になってから役に立つ。(そのコースにもよるけど) ②採用試験を受ける地方によりますが,出身大学で選ぶのではなくて,試験の結果で選ぶので,必ずしも不利とは言えません。教育学部出身の数学の先生たくさんいます。ただし,中学だと父兄のウケはあまりよくないかもね。それも考え方は信念一つです。 ③理学部は教員養成系を用意しているところとそうでないところがあるので,卒業のための単位と別に余分に講義を受けて単位をとらなければならなくなるので,大変と言えば大変。まず,教員養成コースがないところもある。亜流だからね。理学部にとって。 ④これは正直よくわからない。免許があればたぶん受けられるとおもうのだけど。 ⑤あのね,一回でパスできなくてあきらめちゃう人は教員に向かない。現役一発合格はそんなにいないんだよ。(まあ,半分くらい?わたしはそうなんだけど,かなり昔だから。)みんな現場の講師を経験しながら何回か受けていますよ。また,講師をすることによって,優秀なら校長の内々の推薦がついてきたりしますからね。何のための教職大学院か,です。 ⑥国立公立はかなり安いです。私立は学費以外にも寄付金やたくさん納めることになります。また,友達も経済的に余裕のある子が多いので,どうしても付き合いの出費が増えます。国公立は経済的に余裕がない子でも成績が優秀なら優遇措置はたくさんあります。理科だと,実験設備のあるなし性能が研究にものをいうけど,数学はせいぜいコンピュータだからまあ,影響少ないかも・・・。 教科の専門性はさることながら,今の教育の現場には解けないうっすら黒い子供の心が必ずあって,それを黒くしないという教員のワザというか仕事が非常に大事なんです。それは,人間の資質にかかわるところで,たやすくできる人か苦労するか,決まってきます。 これを避けていたら教員は務まらない。だから,できるだけあなたはいろいろな人と何かしたり話したり,体験して育ってほしい。老人,幼児,障害者,発達障害の子,病弱な方,スポーツのアスリート,リッチな人,貧乏な人,偏見のある人,自由な人,外国の人・・・・などなどです。 いろいろな人がいろいろな文化を持っていて,いろいろな価値観をもっているひとが体当たりでぶつかってくる職業だからです。 あなたが質問の中に見え隠れさせている「失敗したくない」という心。これ,「失敗したって大丈夫なんだ」といつか子どもに言えるようになった時,道は本当に開けてくると思う。
将来、教員ななれるといいですね。 さて、大学院に入学することは、良いことです。 しかし、教員採用試験において、大学院卒は、全く有利ではないのです。 教員免許は、短大で二種、大学で一種、大学院で専修、となっています。 世間の人は、専修が優先と思っている人がいますが、大間違いです。 教員採用試験で、所有免許での優劣は、全くありません。 二種免許の短大卒が、院卒を蹴落とすことも、日常茶飯事です。 そして、もっと問題なのは、教員採用試験そのものが、かなりの難関だと言うことです。 つまり、院卒の24歳時に、合格できる保証は、全く無いということです。 この場合、臨時雇いの常勤講師として働きながら、再度、採用試験に挑戦することになります。 このような危険性を考えると、学部卒の22歳で採用試験を受ける方が、妥当だと考えます。 ですから、教員になるが目的なら、強いて大学院に進学する必要はありません。 (さて、企業に就職する場合、文系では、院卒は、決して有利にはなりません。 理系でも、マスターまでです。 ドクターまで行くと、返って年齢の関係で不利になってしまうのです。) 勉学心は良いことですが、教員なら、大学院に行かない方が良いと考えます。 頑張ってください。
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