解決済み
資格予備校や資格雑誌が描いてきた弁理士像が虚像に過ぎないことがわかったからでしょう。 資格予備校は自分の講座を沢山受けて欲しいから、資格を取ればばら色人生と必死で吹き込みます。 資格雑誌は資格予備校の広告を載せてもらうために資格予備校が喜びそうな記事を沢山書きます。 その一方で、実際の業界を見ると、暗い顔をした合格者・弁理士の面々が。 弁理士試験に合格しても、試験と実務は乖離している世界。 実務未経験者が就職できない事実。 意匠・商標は仕事が少なく、資格予備校が謳うようなニーズが少ない現状。 特許事務所では、企業の下請け扱いを受け、先生とは程遠い現状。 中小企業に過ぎない特許事務所の多くでは、所長が将軍様と陰口が叩かれ、人事権が所長に全て握られて公平な人事も期待できない現状。 合格者が増える一方で、不景気により出願はどんどん減る。 企業に比べると、明日どうなるかもわからない世界。 実務ができない有資格者より実務ができる無資格者を歓迎するクライアント。 合格者の激増で企業内弁理士は資格手当も払ってもらえず、未登録弁理士が溢れる有様。 元々弁理士試験の受験者数は5000人もいなかったのです。 知財ブームとか騒がれるようになって、元々特許業界とは無縁の人が頑張って資格を取ればいいことあるかもと新規参入者がどんどん増えてきましたが、実務経験がない人がわざわざゼロからスタートするには全くメリットがない世界と皆さん気づいたのでしょう。 私の周囲にも弁理士試験に合格したけど、知財業界に異動できなかったり、待遇が悪いことに気づいたりして、現職に留まっているひとが大勢います。 最近じゃ、弁理士試験は時間がかかるくせに全く報われない。 弁理士もって就職したけど、弁理士維持費用の月1.5万円も払ってもらえず、資格を取ったばかりに却って年収減少(私もその一人です)。 合格したけど、事務所で数ヶ月で首になった。 そんな弁理士試験合格後の現実的な実情をブログで書く人も今じゃ珍しくありません。 新規参入する受験生がそんな実情を知ったら普通は受験をやめるでしょう。 特に特許業界は特殊です。 特許のスキルは特許業界ぐらいしか評価してもらえず、専門性が高い分、他の職種へ転職することが極めて困難です。 今回の統計を見ても新規受験生の数が圧倒的に減りました。 懸命なことです。
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