来週から製薬や検査薬、漢方系のメーカーの動きが活発になりますが、円高、ヨーロッパ危機ではこの業界が安定ですかね？

Question

来週から製薬や検査薬、漢方系のメーカーの動きが活発になりますが、円高、ヨーロッパ危機ではこの業界が安定ですかね？

補足

この業界がダメならば他の業界に勤めている人はどうなりますか？びっくりです。

Answer 1

今のところ、他の業界からみればまだマシかもしれませんが、とても安心していられる状況ではないと思います。
まず国内は、不景気と高齢化で健康保険財政が非常に厳しい状況ですので、今後も薬価引き下げなどでますますメーカーにしわ寄せがくると思いますし、海外で営業している会社も、ご指摘のように欧州危機などによる円高で、もし売上が増えても円換算すると実質減益になったりします。
生活に必要な医療産業なので、業界自体が完全になくなることはないと思いますが、これらの荒波にきちんと対応できない企業は、外資系や大手に吸収合併されたり、大きなリストラがあったり、勤務条件や処遇が大幅に悪くなったりと、これからも淘汰されていく可能性は高いと思います。

※補足拝見しました。前述のように、現時点では他の業界よりはマシと思いますし、健康保険制度もまだ存続していますので、全くダメとは言いませんが、今後の長引く不景気や高齢化、、そして海外の環境やTPPなどのことも考えたら（医薬品業界では国内１位の武田薬品でさえ世界ランキングで見たら10位以内にも入っていません）、今後はこれまでのように甘くはなく、他の業界同様に非常に厳しい環境になるだろうということです。すでに国内製薬の大手同士が合併して、第一三共やアステラス製薬になっているのも、今後の厳しい環境に対する対応策の例だと思います。ただし、きちんとこの荒波に対応できるよう、組織力や研究開発力、技術力を磨いているところは、これからも生き残っていけると思いますので、今後は企業の選別化が進んでいくのではないでしょうか？