薬剤師の免許をとっても 企業や製薬会社では 研究ではなく営業に回されて しまうことが多いと聞いたのですが 実際の…

Question

薬剤師の免許をとっても
企業や製薬会社では
研究ではなく営業に回されて
しまうことが多いと聞いたのですが
実際のところどうなのでしょうか？

それと、もうすぐ6年制の方が
卒業するので雇用の数は
減っていくのでしょうか？

Answer 1

元MRの薬剤師です。
薬剤師免許だけで製薬会社の研究開発には絶対に行けません。
大手製薬会社の研究は最低でも国公立大学の大学院をでないとむりです。武田やエーザイ、第一三共、田辺三菱など超一流製薬企業は旧帝大の大学院でないと無理です。
開発職は大卒でも入れますが、やはり国公立大卒が条件で、私立大生には狭き門です。

MR職は、結局営業職ですから、製薬会社にとっては専門知識を持ってる薬剤師よりも、知識のない文系の学生を採用し、独自のカラーに染めた方が使いやすく営業成績も良いので、薬学部、薬剤師という理由だけで採用されることはなく、むしろ優秀な文系の学生がライバルなので、私立でも旧設上位校でないと採用は厳しいと思います。
営業職でも製薬会社は薬剤師を積極的に採用しないので、製薬会社に行ける６年制薬学生は減ってくると思います。

Answer 2

製薬企業は研究職・開発職・営業職をそれぞれ別に募集します。

従って研究に行きたいなら、研究職の募集にエントリーすればよく、営業にエントリーしなければ営業に回されるということはありません。

なので、薬剤師免許保持者で営業をされている人たちは、エントリーの最初から営業職の募集に対して応募した人たちです。
営業職の方が当然募集人数が圧倒的に多く、採用されやすいという傾向はあるかと思います。

また、企業の雇用の数が減るのと6年制の卒業者が出てくるのはあまりリンクしないのでは？と思います。
4年制から6年制への移行により、薬学部卒業生が出ない年の前後は一時的に採用が増える傾向も一部あったようですが、それが前の段階に落ち着くというだけのこと。
ただ、外資の会社などは営業や開発の数を減らす傾向にあるため採用枠は少なくなるかもしれません。

Answer 3

研究職での採用ならMRに回されることはないでしょう。
もともとの求人が違いますから。
しかし、薬学部を出ただけで研究職への就職はほぼ無理です。
私立の学部卒はたいていMRしか採用されません。

雇用の数自体が減るのはいろいろな理由があります。
外資との提携によって、研究、開発を共同でやってたりするし、
国内での研究自体が縮小傾向ですから。
ドラッグストア、調剤薬局での薬剤師の立場は年々悪くなっており、
すでに募集は減っています。
製薬メーカー、病院薬剤師は競争率が激化するでしょう。

Answer 4

12年卒で製薬会社でも就職活動を行っていました。
製薬会社の新卒採用はＭＲ（営業）研究職と分野ごとに分かれて募集を行っています。
私は文系でＭＲ枠で就職活動を行っていましたが、選考途中で薬学部で薬剤師免許取得予定でＭＲを志している方と多数会いましたし、そのうちの何人かは内定を得ています。
ですので薬剤師の免許を持っていても、ＭＲで採用されたならＭＲとして働くので、本人の希望が無ければ研究職に異動されることはまずないと思ってです。

雇用の数自体は６年制の人達がでてきたとしても総数は変わらないと思います
ただ倍率は上がりますね