元通関業者です。 「通関」の具体的流れを説明いたします。 <輸出> インボイス、パッキングリストなどを輸出者から受ける→貨物の保税地域搬入→貨物と書類の整合性の確認→輸出申告→税関検査の場合、検査立会い→輸出許可 <輸入> インボイス、パッキングリスト、B/Lなどを輸入者から受ける→貨物の保税地域搬入→必要に応じ内容点検→輸入申告→税関検査の場合、検査立会い→関税消費税納税→輸入許可 上記はごく一般的な流れです。 これに他法令(植物検疫、動物検疫、食品輸入届、輸出、輸入貿易管理令など)がからむ場合はその業務処理も行います。 通関は通常NACCSという税関や関係官署とオンラインの機械を使って申告し、申告書類を税関へ提出しに行きます。 審査区分はいくつかに分かれていて、「1」は申告即時審査終了、もしくは許可(申告と同時に納付書や許可書が出力されます)、「2」は書類審査(税関の審査が終われば納付書や許可書が出力されます)、「3」は現場検査(税関と検査日時を打ち合わせます)、などがあります。 また海貨業者(乙仲)というのは上記のような通関のみを行ってるわけではなく、船の動静確認、船のブッキング、B/L、D/O差し入れ、運賃、チャージの支払い代行、D/R作成(B/Lの元になります)、保税地域管理者への輸出入許可書の提示(対査確認)、ドレー、トラックの手配、倉庫との搬出入の打ち合わせ、荷主との打ち合わせ、など業務は多岐に渡ります。
現役の通関士です。簡単に説明させていただきます。 ●NACCSによる申告 税関とオンラインで結ばれたコンピューターによる申告です。 コンピューターの画面上から、申告する内容を選択して、必要な項目を 入力する事になります。現在の申告は全てこの方式と言っても過言では ありません。 ●提出書 基本はNACCSによる申告ですが、中には税関に提出を義務づけられている 書類があります。具体的にはINVOICE(仕入書)です。これは実際に 税関へ提出します。
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