解決済み
業者に頼まずに、有機溶剤の濃度測定を行う場合、機材などいくらかかりますか? 自動車板金塗装業で、使用有機溶剤はキシレン、スチレン、トルエン。作業環境測定士の資格取得も考えなければなりませんが、この資格は取得時以外、更新などで費用がかかることはありますか? それと、町に自動車の塗装業者は沢山ありますが、どこの業者さんも有機溶剤の濃度測定を、きちんとしているものなのでしょうか?専門業者の方に見積もりを出してもらったら、あまりの高額にビックリしました。半年に一度この金額を支払うのは大変なことだと思いました。 質問だらけですみませんが、よろしくお願い致します。
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まず、塗装業の作業環境測定でキシレン、スチレン、トルエンを測定するとなると、気体捕集器具に数万円~数十万円(作業場の広さによって)、測定機器(普通はガスクロマトグラフ)に200~300万円です。 3種の溶剤は、労働安全衛生法で、ガス検知管という安価な方法で測定してもよいとはなっていますが、互いの測定結果に影響を与えない場合に限るともなっており、塗装業者様の場合、混合溶媒を使われているはずなので用いることはできない決まりになっています。 作業環境測定士の資格取得には、それなりの知識がある人で8万円程度かかります(実技講習+資格試験)。一旦取得すれば更新費用はかかりません。 町の塗装業者が作業環境測定をきっちりやっているかどうかという点ですが、これは正直分かりません。大手の会社であればやっていると思います。労働基準監督署の立ち入りがあれば調べられる可能性があり、そこでやっていないとなるとそれなりの行政指導があるはずです。 昔からある小さな町工場であれば、労働基準監督署も厳しい指導をすることはないはずですが、従業員の健康診断で有機溶剤中毒とは言わないまでも芳しくない結果が出ていたなら、労基も指導を行うはずです。 専門業者に見積もりを出してもらったということは、新規の工場か、いままでは測定していなかったということになりますが、新規の工場の場合は、規模に関わらず労基が立ち入り作業環境測定の結果を確認するはずですのでやらなければなりません。 今までは測定していなかったという場合は、記録の保存期間は(この3溶剤の場合)3年間なので、今から始めて3年以内に労基の調査を受けなければ一応セーフとなります。
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