防衛大学校を卒業し幹部候補生に任ぜられた自衛官は、江田島の幹部候補生学校へ入校します。幹部候補生卒業時、3尉任官とともに職種が決まり、遠洋航海後それぞれの任地にて3尉(○○士)の初級幹部から勤務生活がスタートすることになります。幹部自衛官となった後の教育体系には、幹部初級課程 半年 (3尉又は2尉)、幹部中級特技課程 半年~1年 (2尉~1尉)があり、そのほか陸海空幹部自衛官共通の教育として、上級幹部となるための登竜門である指揮幕僚課程(1尉~3佐)或いは幹部高級課程(1佐)等があります。 この幹部初級課程や幹部中級課程等、専門的な教育については各術科学校が担っており、第1術科学校(江田島)は攻撃、船務要員(砲術、水雷、掃海、航海、通信、応急、潜水、陸上警備)養成、第2術科学校(横須賀)は機関科要員(機関、電機、工作)養成及び情報要員(外国語含む)養成、第3術科学校(下総)は航空要員(航空機の操縦、航空機及び通信・電波器材の整備、施設工事)養成、第4術科学校(舞鶴)は経理補給要員(経理、調達、保管、補給、給養及び業務管理)養成を担っております。 もちろん、これら術科学校は幹部教育だけでなく海曹、海士の教育も担っているわけです。 さて「航海に携わる」と一言で言っても単に船務要員のみが担っているわけでは無く、船を動かす為には機関要員、補給要員も必要です。ヘリコプター搭載艦にあっては航空要員も乗員となります。 強いて言えば、例えば水上艦艇徽章や潜水艦徽章を着用していることが「航海に携わる職種」の専門性を表すことになるのだと思いますが、その判断基準は、船舶の運航または機関に関する資格を有し、かつ護衛艦などの水上艦艇の乗り組み暦が4年を超える、或いは潜水艦乗員教育課程を修了し、潜水艦乗艦歴が6か月を超えることとなっていますので、そう言う意味では、第一、第2術科学校が教育を担っている職種の人達が「航海に携わる職種」と言うことになるのだと思います。
第一術科には行きません。行くのは、幹部候補生学校。 航海にまつわる職種はいっぱいあります。
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