漢字検定１級を受けたいと思っています。１級ともなると過去問をひたすらこなすだけではやはり合格は難しいでしょうか？

Question

漢字検定１級を受けたいと思っています。１級ともなると過去問をひたすらこなすだけではやはり合格は難しいでしょうか？実は３級しか取得しておらず、その他の級は受験した事もありません。

Answer 1

漢字検定１級を所持しております。

３級を持っているのであれば、まず、２級を取っておくことをオススメします。２級までは、市販の問題集を解くだけで、普通に合格できるからです。

準１級と１級は、２級までとは別格と考えたほうがいいです。

２級の出題漢字は、1945字ですが、準１級は、約3,000字。つまり日常使わないような字が、さらに、1,000字増えると言うことです。１級になると、さらに一気にハードルは上がり、約6,000字。新聞に使われる漢字が約4,500字ですから、さらに見かけない漢字が準１級より3,000字増えると言うことです。たとえば、籤（くじ）とか、箕（ちりとり）とか、です。読みでは、襁褓（おむつ）とか、土瀝青（アスファルト）なんかの当て字も出題されます。四字熟語も見たことないものばかりです。

準１級までなら、問題集の数と、習得度の度合いで、合格もありえますが、１級は、過去問をひたすらこなすだけでは、合格は難しいと思います。

ちなみに、自分の１級合格程度の勉強法は、だいたいこんな感じでした。

（僕が取得したのは、2010年６月ですが、）
１級は市販されている問題集が４種類しかないので（2011年現在）、
それをすべて９割取れるようになるまで、反復演習する。
過去問を扱っているサイトがあるので、実力を試す。
それでギリギリ合格できるかできないかのラインなので、
ダメ押しに、連休などを利用して、女優の宮崎美子さんが実行したように、
１級の新出漢字を一字ずつノートに整理してまとめる。
僕の場合は、ＧＷを利用して、拆字という形で、
共通する部首ごとに、熟語や意味も含めて整理しました。

ちなみに、準１級、１級の出題難易度には、バラツキがあり、年３回の受験回の内、第一回は、難易度が上がる傾向にあり、合格者も少ないようです。あと合格率も10％程度となっていますが、１級はリピーター（一度合格してもまた受ける人）がいるので、初合格者は２～７％程度のようです。

１級をとっても、就職に役立つということも特に無く、完全に趣味の資格扱いですが、たまに、ドコモショップのお姉さんとかに、この漢字でよろしかったでしょうか、とか訊かれて、大丈夫です、１級持っていますので、とか答えると、お客様、私漢字に興味がありまして、お時間があれば何か難しい漢字を書いていただけませんか？とか訊かれて、 哥木哈牙（コペンハーゲン/デンマークの首都）とか書くと、よろこばれたり、コミュニケーションのきっかけや、話の種にはなる、という感じです。

参考までに書いておきます。

Answer 2

漢検準一級を所持しております。

下記は準一級を取得したときの勉強方法です。一級の勉強方法として通用するかわかりませんが、参考にしてみてください。

勉強方法は、問題集をとりあえずできてもできなくても最初から最後まで各３回はやってください。そして、できなかったところはかならずチェックしていきます。そして何の紙でもいいので何度も書いて覚えてください。この繰り返しです。チェックしたところは、最後の追い込み時期などに徹底的に覚えるまで書きます。これによってできたところはもちろん、できなかったところもだいぶ覚えてくると思います。また、どうしても覚えられないものは、書きだしておいて、その都度見直すというやり方もあります。

以上、参考になれば幸いです。

Answer 3

ひたすら過去問だけを解いていても難しいと思います。理由としては、出題範囲が広すぎるからです。
3級を取得しているのであれば、2級を受けておいた方がいいと思います。3級までは比較的誰でも取れますが、2級からは問題が煩雑になります。2級になるといきなり合格率が低くなりますので、3級と同じ勉強をしてても受からないと思います。