出版社への就職を考えています。 「販売部」と「編集部」というのは、 それぞれどういった感じの仕事内容なのでしょうか？

Question

出版社への就職を考えています。
「販売部」と「編集部」というのは、
それぞれどういった感じの仕事内容なのでしょうか？まだ何も分からない状態でして、
出版社の「販売部」と「編集部」では、
どのような仕事をするのか知りたく、
質問させて頂きました。

未熟者ですみません。
何とぞ宜しくお願い致します。

Answer 1

販売部は簡単に言うなら「営業」です。

例えば、商品（本、雑誌）を置いてくれるように取次（出版専門の問屋みたいなもの）や書店などに対して行う営業、雑誌に広告を入れてくれるように企業を回る営業などがあります。

そして、編集部は本や雑誌の制作を行う部署です。

本や雑誌（雑誌内の特集、記事を含む）の企画立案をはじめ、カメラマンや取材や執筆を担当するライターの手配＆打ち合わせ（グラビア撮影ならメイクやスタイリストの手配なども）、取材のアポイント（これはライターが行う場合も多い）、取材現場や撮影現場への同行、誌面レイアウト（どういうページ構成にするか決める）など多岐に及びます。

基本的には本・雑誌作りにおける管理進行的な役割ですが、場合によっては編集者自ら執筆を行うこともあります（特に中堅以下の出版社の場合）。

販売部は基本的に朝出社、夕方終業と一般企業と同じですが、編集部はかなり不規則です（販売部の場合、接待などで夜遅かったり、残業もある）。編集部のスタッフは昼過ぎに出社することが多く、打ち合わせを終えてから夕方ごろ来る人もいますし、取材や撮影に同行する場合は終日編集部には顔を出さないこともあります。当然、土日も関係なく、仕事が終わるのも深夜～早朝が多いですね。締切前などは徹夜になることも珍しくありません。そのため、時間がなかなか合わず、恋人が一般企業に勤めている人はすれ違いで別れてしまうケースも多いようです（私にも経験があります）。

常に締切と向き合い、本の売り上げをきっちり出さなければならない、というプレッシャーのため、肉体的だけでなく精神的にハードです。ゆえに編集者は非常に離職率が高いとも言われています。高い倍率をくぐり抜けて出版社に入社した方でさえもです。

個人的には精神的に図太くなれなくてもある種のタフさは必要です。それでいて企画力に優れた人材であれば、きっと現場でも活躍できるはずですよ。

以上、長々と書いてしまいましたが、参考にしていただければ幸いです。