解決済み
チャンネル桜のリポーターが被災地で活動する自衛隊の一等陸佐のところに取材に行って、「大佐」と連呼して褒め称えていましたが、その一等陸佐は何とも微妙な表情でした。 この時の一等陸佐の心境は?
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1佐と言うと40代後半から50代、本人自身並びに本人周辺の方からコメントを取るのは難しいと思います。そのぐらいだと立場的には連群長あるいは部長級、発言も政治的に問題視されるポストにありますし、定年までのスケジュールが見え始めており、内容によっては将来を棒に振りかねませんからね。ですので、僭越と思いつつも、代わって50代の元自衛隊幹部よりコメントさせて頂きます。年代も受けた教育も限りなく近いと思うので。 一言で言うと、「勘弁してください」と言うことでしょう。 なんとなく善玉視されている旧海軍の伝統を気楽に引き継げた海自と異なり、旧陸軍が限りなく悪役視されているために、陸自は旧陸軍とは一線を画し、断絶を表明しなければなりませんでした。 実際、旧陸軍の全否定から陸自の歴史はスタートしてます。 しかし、「一緒にされたくない」と思いつつも、各部隊に行けば郷土の伝統を否定するわけにも行かず(地方に行けばやはり「おらが連隊」なんです。)、教育においても旧軍士官学校の出身者である陸自OBから直接薫陶を受けた最後の世代であり、また、今村将軍、栗林将軍をはじめとする旧陸軍の俊秀についても教育を受けていることから(ついでに言うと、この世代は多感な学生時代に「坂の上の雲」文庫本を初版で読んでいた世代でもあります。)、いわゆる「昭和軍閥」は否定しても、日露戦争の英雄を含む陸軍のすべてまでも否定する気にもなれず、かと言ってそれを言うと、「十把一絡げに陸軍は悪い」と思ってる連中に、また「旧軍に憧れ、軍国主義復活をもくろんでいる。」と指差されるのがイヤで、理解してもらえないことに悶々としている世代です。 要は「1佐」は「1佐」であって、「大佐」では無いんです。
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