解決済み
私は、音楽ライターになりたいと思っています。高校1年生です。 そこで、今から何をすべきなのか、アドバイスを頂きたいのです。中3の頃から漠然とライターになりたいとは思っていましたが、時間がある時に趣味で記事を書くくらいで、特に何も行動を起こしてきませんでした。 ところが、音楽と人編集部に17歳の方が入社されたと聞いて、このままではなれる訳がないと思い、とりあえず私が書いた記事を公開するホームページをつくってみました。ネットだと色んな方の意見がもらえるのではないかと思ったからです。 このことは全て両親に秘密にしています。私は中高一貫の進学校に通っていて、両親は私は将来公務員になりたいのだと思っています。普通の一般家庭なのに私を私立に入れてくれた両親に、音楽ライターになりたいとも、ましてや専門学校に行きたいなんて今はとても言えません。自分で原稿を書き、原稿を募集しているロッキンオンJAPANに原稿を応募しつつ、とりあえず大学受験を目指そうと思っています。ですが、いつでもライターとして働ける機会を得ることができたなら、高校も大学も辞めてもいいと思っています。 長くなりましたが、以下の事に答えてくださらないでしょうか。 ①上の文を読んで、私の姿勢に何か問題(考えが甘すぎる等)はあると思いますか。(あれば理由も) ②今のところディスクレビューのような記事しか書いていませんが、他にどのような記事を書くべきでしょうか。 ③おすすめの原稿投稿サイトがあれば教えてください。 ④その他、アドバイスがあれば何でもお願いします。 補足 こちらもお願いします。 ⑤理系の方が得意なので、大学も理系の学科に進むことになりそうです。 やはりライターになるためには文系の方がいいのでしょうか?また、おすすめの学科はありますか?
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フリーランスのライターをしている者です。 一応、編集プロダクションの代表を務めています。 ①高校1年の時点で、なりたい職業があるのは素晴らしいことです。きっと音楽に対する情熱を持っているのでしょう。ただ、業界の事情を多少なりとも知っている立場から言わせてもらえば、まずは音楽ライターではなく、普通のライターを目指したほうがいいと思います。 実際、この業界でライターとして活躍されている方は数多くいます。その多くは、「ノンフィクションライターになりたい」、「スポーツライターになりたい」など思っていたりします。私も当初はスポーツライターを目指していました。 しかし、運良くライターになれたとしても仕事として扱うのは自分の興味外の分野だったりします。なかには最初から自分が好きな分野の記事を書く機会に恵まれた方もいますが、ハッキリ言って少数です。特に音楽ライターの場合、音楽雑誌などは年々減っていることに加え、出版不況などの影響で、音楽一本で生計を立てているライターは非常に少ないです。むしろ、音楽メインで書いていたライターが音楽だけでは生活が大変で、音楽以外の記事を手掛けている、という状況です。 「17歳の方が入社~」というのは存じませんが、かなり異例のことのはず。こういうのはタイミングであり、巡り合わせによるところが大きく、大学に行くことが許させる環境であれば進学されることをオススメします。 大学に進学し、出版社に就職。そこで編集者になれば、音楽専門誌でなくとも自身の企画力次第で音楽関連の特集を組んだり、取材の機会はあるはずです。それにある程度キャリアを積み、転職して音楽専門誌の編集者になったり、フリーのライターや編集者になって音楽系の取材を中心に仕事することも可能です(なお、ライターになるには編集プロダクションに入って独立を目指す方法もあり、こちらは出版社と違って専門学校卒や高卒でも採用の可能性はあります)。 「音楽の記事しか書けない」ではなく、「音楽だけでなく、いろんな分野に対応できる」というライターを目指すべき。そうすればライターになったとき、「今回は音楽と全然関係ない記事だったけど、今度アーティストの取材が入ったらお願いするね」なんてケースも出てきます。実際、編集者にとっては幅広い分野に対応できるライターのほうが好まれるので。 ②今の段階では、書くよりも読むことを重視するべき。それも音楽系の雑誌や記事はもともと読んでいるでしょうから音楽以外の雑誌、記事を読んでください。小説もいいですね。あとベストセラーの書籍はある程度読んでおいたほうがいいですよ。できれば雑誌などは「私ならこう書くのに」という視点を持って読むと文章力を磨くトレーニングになります。 ③すいません、それについては存じません。私の場合、この世界に入るまで学校の作文や小論文、レポート以外にまともに書いたことはほとんどなかったので。ただし、雑誌編集部や編集プロダクションの面接に行く際、原稿があれば文章力を見ることができるので、その点ではいいと思います。実際、ウチの編プロでスタッフを募集した際も自作のサンプル記事を持参してきた方がいました。 ④将来、音楽メインのライターでやっていきたいのであれば、国内外問わず、いろんなアーティストの曲を聞くべき。もちろん、特定のジャンルに偏らず、ロックからクラブミュージック、クラシックなどあらゆる分野に精通しておくべきです。それとライブにも可能な限り行って、ナマの音楽に触れてください。 知人に音楽関連の記事を多く書いている人間がいますが、彼は20代前半の頃バックパッカーとして世界中を旅しながら各地の音楽に触れていました。日本ではあまり情報が得られない中近東や南米の音楽シーンやクラブシーンにも詳しく、自らも「旅の途中で覚えた」という複数の民族楽器を操るツワモノです。未だにたまの休みになると海外の音楽イベントに行ったりしてますよ。この辺の行動力、好奇心はライターとして不可欠です。 ⑤その手の質問は多いですが、正直あまり関係ないです。理系が得意なら理系の学部でいいと思いますよ。どうせなら音楽とサイエンスに強いライターを目指してみては。 音楽が好き、というのは大事なことかもしれませんが、音楽はもちろん、それ以外の幅広い知識と教養が必要です。 音楽ライターになるのはかなり厳しいですが、音楽記事も書けるライターであれば努力と運次第で可能性は十分あります。 以上、長文になってしまいましたが、将来の参考になれば幸いです。
なるほど:2
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