警察犬を育てる人の職業は、『警察』と呼べるのでしょうか？ それとも犬を育てているだけの『ブリーダー』となるのでしょうか…

Question

警察犬を育てる人の職業は、『警察』と呼べるのでしょうか？
それとも犬を育てているだけの『ブリーダー』となるのでしょうか？

それと、もし警察犬出動の時には飼い主である人自身も一緒に行動するのですか？

Answer 1

警察が警察犬を持っている場合は、警察官か技術吏員になります。

嘱託警察犬の場合は、訓練士か訓練士補、ドッグトレーナーなどになります。
この場合は、訓練士さんが一緒に行動します。あくまでも訓練士であって、飼い主では無い場合もあります。

Answer 2

警視庁のような大規模警察は、自前の警察犬を持っており、これを直轄犬といいます。ただ、直轄犬といえども、子犬のときに生産者から買ってきます。生産者は、警察犬を育てることを目的にした人が多いのですが、特に呼称はないと思います。警察とは言いません。なお、直轄犬が出動するときに一緒に行動するのは警察の担当者、つまり、警察官か技術吏員であり、生産者は関与しません。
一方、中規模以下の県警は、民間の警察犬訓練所などに仕事を委嘱しています。これを嘱託犬といいますが、嘱託犬にはさまざまな態様があり、生産者と訓練士が同じ場合もありますし、異なる場合もあります。いずれにせよ、嘱託犬が出動する場合、当然、民間の訓練士が同行します。なお、訓練士の呼称については、トレーナーなどさまざまで統一されていませんが、警察とは言いません。