解決済み
宮大工っていますが寺社が新築したり手直しするなんてなかなかないと思いますが江戸時代から宮大工って日本全国渡り歩いて仕事してたのでしょうか?
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1980年代からのバブル期には、全国的にお寺さんの仕事が多かった事は事実です。 本堂や庫裡、鐘楼や山門、また彫刻物などの依頼も多かったですね。 社寺建築(宮大工)には流派があり、建物の仕様や木割り法で施工も変わりますので、建て替えや修繕などにはその流派に沿った大工が入る事がほとんどなのですが、なにぶんにも継承が成されず途絶えてしまう事も多い為に、流派云々は度外視された件も少ないなかったと思います。 しかしながら、文化財の指定を受けた建築物は、その修繕に携わる業者も指定されますので、そこには伝統の継承は確立されております。 またそのバブル期には、都道府県の境無く施工依頼(業者指名、入札ナシ)がありましたので、青森の業者が九州の施工をするような、いわゆる【旅仕事】も少なくない時代でした。 さてそれより過去はと云うと、前出の流派の関係から10数年~何10年と云う旅仕事が多かったのも事実です。 例えば、日光東照宮の建築彫刻など、信州の立川流派の彫刻様式がある事から、長きに渡り現地での仕事になったのでしょうし、そればかりでなく太古の昔から、その土地の木材を使いその土地に建立する事が常ですから、旅仕事と云うよりは移住に近い感覚だったのカモ知れませんね。 現在はと云うと、文化財などに携わる専属業者(例えば法隆寺で有名な西岡一門)と、脈々と続く流派継承業者、一般的な社寺建築業者、と簡単に分けますと、専属業者以外は腕を振るう機会が少なくなった時代ですね。 景気低迷の世の中、バブル期のようにはお布施も上がらないでしょうから、建て替えや改築、修繕も容易ではないでしょう。 その為に一般住宅を請け負う社寺建築業者も少なくないと聞きます。 非常に残念な事ですが、素晴らしい技術を持つ職人さんが、その腕を振るう仕事の場が無いと云う時代なのですね。 御参考まで。
神社仏閣に限らず、 お茶室や凝った造りのお屋敷も手がけていましたから 別に仕事には困らないんじゃないかと。 現代では仕事も多くはないでしょうね。
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