MOSとITパスポート

Question

MOSとITパスポートPCの初歩的な資格として、有名どころでMOSとITパスポートがあります。
どちらか片方を所持していた場合、この２つの資格は採用者側からして、どちらの方が評価される傾向にあるのでしょうか。
大型IT企業などではなく、一般企業として考えて下さい。

「ITパスポート」＝「知識を問う国家資格」
「MOS」＝「実務能力を問う資格」

と、いうイメージなのですが。

ご意見をお聞かせ下さい。

Answer 1

「ITパスポート試験」対策講座の主宰です。

質問者さんの双方の試験に対する認識は正しいといえます。
一般企業の人事では、
双方の資格について評価をする場合、
国家試験である「ITパスポート試験」を、
民間試験である「MOS(Microsoft Office Specialist)」よりも高く評価する傾向にありましたが、
先の「行政刷新会議」の「事業仕分け」で、
「ITパスポート試験」を実施する、
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)の、
「情報処理技術者試験」の実施業務を、
将来的に民間に移行するという一応の方向指針が唱えられました。
これを受けて、
もともと「情報処理技術者試験」に精通していない一般企業の人事では、
当該試験への査定を逓減化する動きがほんの一部ではありますが見られ、
そのような一般企業では、
「MOS」の資格の方をより高く評価する可能性があります。
しかしこれは一部の一般企業の人事における事後談であり、
全ての一般企業がそうではありません。
最終的に評価する人事担当者次第であるといえます。
このような理由ですので、
どちらが有利かは一概には言えませんが、
私は「ITパスポート試験」の講師ですので、
受験されるのであれば「ITパスポート試験」をお勧めします。
国家試験の合格証書が届いたときの喜びは一入ですよ。

Answer 2

まず、基本的には、資格とは技術・知識のレベルを示す基準であると同時に、
本人がどれだけ努力できるかの基準です。

ＭＯＳは、ご存じのとおり、いくつかあります。
（Ｗｏｒｄ，Ｅｘｃｅｌ、Ａｃｃｅｓｓ等や、エキスパート等）
おそらく、受ける企業の求めるレベルがあるので、
必ずしも、評価されるとは言えないと思っています。

ＩＴパスポートは、国家資格ですし、
内容を見れば、わかると思いますが、簡単な管理の際に必要な知識も求められます。

ＭＯＳのほうを重視する企業さんもないとは言いませんが、
ＩＴパスポートのほうを重視する企業さんのほうが多いと思いますよ。