消防設備士乙６類又は危険物乙４類の方に

Question

消防設備士乙６類又は危険物乙４類の方にお尋ねします。

給油取扱所の消火器は消防法による
整備点検はしなくてよいみたいなのですが
それはどうしてですか？
では、何にもとづいて整備点検をするのでしょう。
まさか、ほったらかしでＯＫというわけではないでしょうね。

Answer 1

危険物乙４(保安監督者)＋消防設備士甲４乙６＋防火管理者(選任)です。
危険物は防火管理者の仕事ではありませんが…

法的に点検義務はありません。
点検義務があるのは消防法第１７条で設置義務のあるものだけです。
同様に着工届、設置届も必要ありません（法的には）。
そのかわり、危険物施設としての検査が必要です。

危険物で設置するものは、消防法第１０条での設置なので関係ありません(危険物関連では法17条を参照していません)。
ただ、通知レベルで同様の維持管理が望ましいとされています。

問題は、１０条設置と１７条設置が完全に区分けされているかです。
ごっちゃになっているなら、両方を同じレベルで点検しないと仕方ありません。

あと、不遡及に関する規定は１７条設置についてのものなので、１０条設置のものでも完全にほったらかしというわけにはいきません。

Answer 2

甲種危険物取得者です。

消火設備の点検をしていないと、消防法１２条の２・３項にある
『技術上の基準の維持命令』違反や、１４条３の２の違反で、
行政命令が下ると思います。

それから一定基準の製造所等は、予防規定を定めてこれを守ら
なければならないので、これに違反した場合も処分の対象と
なると考えます。