養護教諭に関する、こんな話を聞きました。 それに関する質問です。

Question

養護教諭に関する、こんな話を聞きました。
それに関する質問です。高２です。
教員と子供の健康の両方に興味があるため、養護教諭を目指しています。
養護教諭の教員採用試験は倍率が高く、大変だということが、調べていて分かってきました。

養護教諭になるために大学へ入っても、あまりにも倍率が高かったりするため、大学教員に養護教諭になる資質がないと判断された人は、普通の教員免許を取るための単位や授業をとるようにアドバイスされるという話を聞きました。

これって、ほんとうにあることなのでしょうか？

それから、養護教諭になれなかったときは、一般企業に就職する方とかもいるのでしょうか？

なにしろ、就職に関しては超氷河期！！なんて言われていますから、めちゃめちゃ心配しています。
もちろん、養護教諭になりたい気持ちはとても強いものです！！
高２の時から、こんなにいろいろと心配しても、まずは大学に入学しないと始まらないし、経済状況も変わってくるので、何とも言えないとは思うのですが、よろしければ、回答お願いします。

Answer 1

某教育大学の養護教諭養成課程を卒業したものです。

ご存知の通り、就職は超氷河期。少子化と重なって教員の採用は減る一方です。
養護教諭に関しても、一校二教諭制が導入されて間もない頃は一時的に採用も
増加に転じたのですが、現在では一つの都道府県で１～３人程度の採用というの
が現状です。

というわけで、卒業と同時に養護教諭として正規採用されるのは、かなり狭き門、
と心得て頂いた方がよろしいかと思います。

ちなみに、私の同級生は２０名、留年せずに卒業できたのが１７名（卒業するだけ
でもかなり厳しい大学だったので。留年した３人も怠けていたわけではありません）
卒業と同時に正規採用で養護教諭になれたのはたったの３名です。

普通の教員免許に関してですが、「養護教諭になる資質」の云々に関わらず、
全員が取っておいて損は無いものです。私の同級生はほぼ全員が小学校教員の
免許も取得しました。他にも、中高の保健体育・幼稚園教諭・図書館司書、
努力次第では他の免許も取得できます。

小学校教諭になった同級生は２名。養護教諭に比べると間口は広いです。

教員以外への就職も勿論あります。私を含め５名（大学の保健管理センター、
製薬会社、衛生関連、ウェディングプランナー、水商売）が一般（？）就職
しました。

私自身、中学生時代に保健室登校を経験し、「絶対に養護教諭になりたい」
という強い意志を持って入学しましたが、在学中に志が変わり、最終的には
製薬会社に入社しました。

一番の理由は、実家の経済事情で、就職浪人が許されない状況だったため
です。先にも書いたように、卒業と同時の正規採用はたったの３名ですから、
そこに掛けられるほどの情熱が足りなかった…と言うことでしょうか。

ちなみに、卒業から５年経った今でも、正規職員で養護教諭をしているのは
７人です。残りのメンバーは臨時採用で働きながら試験を受け続けています。

努力は必ず報われる！という世界ではありませんが、努力し続けて夢を叶えた
人がいる、というのもまた事実です。

まずは、大学入学を目指し頑張って下さい！

Answer 2

小学校で養護教諭をしているものです。
実際、採用試験の倍率は高く、1年目の試験では落ちてしましました。

私学の募集などや非常勤の話はありましたが多くはなかったです。

私は看護師の免許を取得していましたので、看護師をしながら勉強し、
2年目ではれて養護教諭の試験に合格することができました。

教育系から養護教諭になる人も多いですが、看護系から養護教諭になる人沢山います。

看護系からすすむ人は学校も限られていますし、より難易度が高いと思いますが、
看護の勉強と養護の勉強は必ずしもまったく違った方向を向いているわけではないですし、
むしろプラスになると思います。

それに、すぐに養護教諭になれなくても看護師や保健師をしながら機会をまったりすることもできます。
少なからず就職には不自由しません。

ただし・・・
看護師になるにはとても厳しい学生生活と仕事に対しての重い責任がかかります。
生半可な気持ちじゃ心が折れてしまう人も沢山います。

同時に・・・
赤ちゃんから高齢者までライフサイクルに沿って沢山の年齢の関わりを学ぶことにより、学びも多いし、とても素敵な仕事だと思います。

今回は看護系から進む道もありますよという内容でしたが、やりたいことを念頭に置いていれば、道は必ず開けます。
一口に養護教諭と言っても、目指す方向は色々あるようです。
まずは情報収集してみて、一番自分にあった進路を選択していくとよいのではないでしょうか？
がんばってください☆