今度田舎の実家で食品加工の仕事を継ぐ事になりました。しかし、父から保健所の指示で食品加工を継ぐならペットは一緒に飼えない…

Question

今度田舎の実家で食品加工の仕事を継ぐ事になりました。しかし、父から保健所の指示で食品加工を継ぐならペットは一緒に飼えないと言われました。長年連れ添ったワンこう（オスのﾄｲﾌﾟｰﾄﾞﾙ）とも離られられません。田舎には加工の登録書や水質検査書やら沢山あります。
加工食品は地元で取れる野菜・くだもの等の加工品です。規模は家内二人でやっている小規模のもの。同じ敷地内ですが・・・材料の保管場所や加工所は別棟で行い、乾燥場所などが無いとき時々母屋を使います。保管場所や加工所へのペットの行き来は遮断出来ますが、ペットは母屋で一緒に暮らしたく思います。 簡単な状況ですが、絶対に飼えないのか？条件付きで飼えるのか？内の嫁と同じで･･･どうしても手放す事が出来ないので、飼える段取りとか条件を教えて下さい。

Answer 1

過去の経験上、食品製造施設内でのペットはかなり厳しく制限されます。最悪営業許可の申請が出来ないケースもありました。

法律でも「大規模食中毒対策とうについて」（平成９年３月２４日）の大量調理施設衛生管理マニュアルの中にこのような文言があります。

５その他
（１）施設設備の構造
①隔壁等により汚水溜、【動物飼育場】、廃棄物集積場等、不潔な場所から完全に区別されていること。
と明記されています。

母屋でペットを飼った際、少しでもそこに食品を運ぶことがあればかなり厳しいかと思います。
大規模調理施設に該当しないとしても、「中小規模調理施設における衛生管理の徹底について」、も通知がありそこにも調理室等の汚染防止についてという項目に大量調理施設衛生管理マニュアルの通りに区域することが明記されています。

厳しい県では同じ敷地内で認められないところもあり、おそらくお父様もそのような指示を保健所から受けているのかと思います。条件付きとして最低条件は食品が製造、保管されない別棟（同じ施設では製造に関わりのない別の部屋でも飼うことは厳しいです）を作り、そこで飼うしかないかと思います。更に製造中はペットに触れたりするのも禁止するなどのマニュアルも必要かと思います。（できればペットのいる別棟にも製造中は立ち入り禁止が望ましいです）

いちばん簡単なのは母屋を製造施設から外し（営業許可申請時におそらく母屋も製造施設で申請しているかと思いますので）、居住地として乾燥や保管する簡単な別棟をプレハブなどで作るのが一番かも知れませんね。
この際は所轄の保健所に製造施設の変更届を出す必要があります。

Answer 2

犬を飼っている母屋で食品を乾燥させて、それを出荷するんですか？
毛とか埃とか犬が動けば空気中に舞いますよね。

大事なペットなので、いまさら手放すことも厳しいのはよくわかります。
母屋から完全に行き来を遮断（理論的に移動させませんとか、そういう話ではなく、実際に柵などを作り移動できなくさせる。）するように図面等を書いて、それをもって保健所に直接相談してみてはどうでしょうか。

敷地が同じだが、実際は母屋と加工所・保管場所は別途に完全に区切られて、行き来はできないということを説明するしかないと思います。
もちろん、母屋の乾燥場所としての利用は不可です。

あとは保健所の判断ですよね。
どうしてもだめだったら、別のところに家を建てるか、別のペット可アパートを借りるかですね。