日本最初の民間放送会社である日本TVが放送開始した昭和20年代の終わりから、TV受像機という高額な電化製品を世間に普及させるためにはNHKと同じ受信料をとっている場合ではないという発想が、そのまま名残りとして今日まで受け継がれてきているせいだと思われます。 事実、有料ケーブルTVなどはいまだ普及に向けて営業努力を続けている状況ですが、「お金を払ってまでチャンネルを増やすことに意義を持たない」層を契約させるのは難しいようで(私もそうです)、「TVはNHK以外、タダで観られる代わりにコマーシャルも多い」一般概念が常識化されていることは確かです。 だからこそ、いまでは在京キー局でさえもCM放映料減少の風潮に頭を痛めており、しかし生き残り策への決め手に欠ける中で模索が続いているばかりです。 真に良質の番組を望む人で、NHKとは別途で受信料を払ってでも観たい、という一定層も存在はすると思いますが、地方のUFF局あたりの発想は真逆で、ほとんど一日中TVショッピングばかり流して自前の番組制作費を浮かしている例も珍しくはないようです・・・ ※昭和20年代の終わり頃といえば、TV受像機は一般サラリーマンの給料10か月分とか言われたもので、いま現在よりもエンゲル係数が比較にならないほど高かった時代でのその値段なんですね。民放が各社揃って受信料をタダにしようと考えたのは無理ないところです
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