解決済み
自衛隊のみならず、殆どの船舶には「司厨長(Cook)」と言う役職の 者が乗船しています。要するにご質問者さんの「給養員」のことですね。 これは彼らの仕事を考えてみれば容易に回答が出ます。 船乗りや船員、水兵は殆どの期間を船の上で過ごす為、 自由に行動できる場所や時間に限りがあります。 ですから、彼らの唯一の楽しみは船内で食べる食事になるわけです。 その食事を素人が作る不味い飯を食べていたら、不満が溜まってしまう んですね。これは、冗談ではなく、本当のことですよ。 特に潜水艦乗りの場合は終始、窓の無い暗い狭い空間に閉じ込められる ので、仕事の合間の飯がとても楽しみな息抜き時間の一つとなります。 なので、自衛隊の中で海上自衛隊、更には潜水艦乗りの一日の食費代は 一番高く設定されています。 陸上自衛隊や航空自衛隊は基地の宿舎で食べる以外に 外出できる機会が多く、外の飲食店で飲み食いが出来ますから、 食事に対する不満が減りますからね。 各言う自分は船員ではありませんが、船会社で船員の乗船手配や 乗員の配置、福利厚生などの仕事をしていますが、船の中には コックの料理が不味いから、交替させろ・・・とか、食事が不味いから 船を下りる・・・など言ってくる船員も珍しくは無いくらいです。 因みに、自衛隊ではなく、一般の船舶では「司厨長(コック)」以外に その手足となって働く「司厨手」と「司厨員」と言う役職の者も居るくらいです。 <補足> 他の方の回答で船舶の調理機器に「火」は使わない・・・と 書かれていますが、それは嘘ですね。確かに護衛艦内の調理器具の 熱源は電気と蒸気ですが、民間船では「火」の調理器具は一般的に 使います。例えば勤め先で所有しているLPG/LNG船、メタノール専用船、 コンテナ船、モルテンサルファー専用船、カプロラクタム専用船・・・全て 火の調理器具(ガス調理器)を持っていますし、自分が訪船した際に 焼肉パーティーを開いてくれたりするときもありますからね。 焼肉は勿論、フライドチキン(フィリピン人クルーはフライドチキンが大好き) を食べた事もありますし、油ものの中華料理なども出る事も珍しく ありません。
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船の場合、船内で『火』が使えません。(船舶火災を防ぐため) ですので、蒸気を使い調理します。 この調理器具を使って調理するのに、コツがいるため給養員がいる。 という話を聞いた事があります。 ちなみに、海自の陸上基地でも、調理には蒸気を使っています。 なお、陸上基地の場合、 パイロットの多い基地などは、あまり『よくない』と言われています。 これは、給養員の腕が悪いのではなく、予算的な問題。 給養関連の予算は、営舎居住者のみに対し、支出されますが、 パイロットなど航空搭乗員も機内食の関係上、食事の用意をしなくてはなりません。 しかし、使える予算は営舎居住者分しかないため、どうしてもショボイ飯になるそうです。 一応パイロットからも飯代は徴収しているものの、『国庫(国の金庫)』に入ってしまうため、食事を作る予算に反映されないそうです…
船が生活や戦闘の単位になってるからでは?戦闘中でも平時でも武器を扱う人、機関を動かす人、舵を握る人、ご飯を作る人、それぞれ専門の仕事を効率よくこなして自己完結すれば問題ないわけで。「主計兵の戦闘は飯炊きだ!」と良く聞きますよね。陸軍では最悪山の中とか1人で糧食を確保しなきゃいけない状況も想定されるから、平時でも各分隊から人員を出しあってるんじゃないですかね?「戦闘中にでもなったら上げ膳据え膳じゃないよ」と。でも下のかたが仰有ってた「長い航海には美味しいご飯」が一番の理由だと思いますよ。
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