プロデューサーとデイレクターはどう違いますか。分ける必要があるのですか。

Question

プロデューサーとデイレクターはどう違いますか。分ける必要があるのですか。

補足

ありがとうございます。同じ作品を作り上げるもの同士、重なる領域やそれぞれの立場から注文が出てくると思うのですが、普通に喧嘩しながら仕事をしているのでしょうか。また、普通は同じ会社の上司部下という関係なのでしょうか。プロデューサーの方が偉いようなイメージがありますが、ディレクターを経てなるのでしょうか。それとも別会社とかまったくのフリー同士なのでしょうか。

Answer 1

一例として、映画制作に関してです。
プロデューサーのお仕事は、作品を作り上げる事が主体です。
制作費用の捻出・作品タイトルの決定・脚本家の指名・監督の指名・出演者の指名と交渉依頼・主題歌のアーティスト指名と交渉依頼・作品完成までのスケジュール・完成品の試写会開催・完成品の配給先の交渉依頼・ＤＶＤ化の交渉依頼・広報活動、その他多岐にわたります。
ディレクター（監督）のお仕事は、作品の演出。
一人で手がけると大変なので、業務分担しているのです。
両方なさっている方々もおられますが、物凄く大変だと思われます。

補足拝見致しました

一例でご紹介致します。ご承知だと思われますが、『ミッション・インポッシブル２』という作品がございます。プロデューサーは【トム・クルーズ】ディレクターは【ジョン・ウー】です。この作品を制作するにあたり、トル・クルーズがジョン・ウーを指名しております。力関係で捉えますと、プロデューサーが上位となります。両者の形態は様々です。プロデューサーが最初からの方（お金持ちの方々です。角川春樹様とか）も存在しますし、ディレクターからプロデューサーになる方もおります。昔の国内映画では、映画会社にプロデューサーがおり、お抱えのディレクターも在籍しておりました。近年、フリーの方々が大変多くなり、映画会社の方針に囚われない、自由で創造性豊な作品が多くなっております。喧嘩に関しては全く承知致しませんが、有名な逸話で、黒澤明様（プロデューサー兼ディレクター）の『影武者』を製作している段階に於いて、演出等で意見が対立し、主役の勝新太郎様（他の作品でプロデューサー兼ディレクター）が降板致しました。
お互いの個性と主義主張が、真っ向からぶつかると大変だと思います。
本当に、様々な組み合わせがございますので、一概には申し述べられません。
ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。