将来、海外支社の多い貿易関係の仕事に就きたいと思っています。

Question

将来、海外支社の多い貿易関係の仕事に就きたいと思っています。今、私はそんなに有名ではない理系私立大学の２年生になろうとしています。
最近就職について考えだしているんですが、迷っているのでいろいろとアドバイスがもらえると助かります。

２年生の間に資格を取ろうと思っています。
一つは『危険物取扱い甲種』というものです。
これは理系の特定の学科でないととれない資格なのでとっておこうかとおもっています。
もう一つは『貿易実務検定』です。
最初にも言ったように貿易関係の仕事に就けたらなと思っているのでその関係の『貿易実務検定』をうけてみようかなと思いました。

私は、化学が好きで化学科に在籍しているのですがそれと同じくらいに英語も好きなので両方を生かせるもの。もしくは、どちらかを生かせる仕事に就きたいと思っています。
研究所に入ったりするのではなく、社会に出て仕事をしたいと思っています。
なので、海外支社の多い貿易関係の会社に入って将来的には外国で仕事をしたいと思っています。

ここで聞きたいのは
①海外支社の多い有名な貿易会社はどこでしょうか？
②理系の女子でもそこへの就職は可能でしょうか？
③商社はやはり一流大学でないと就職はむずかしいでしょうか？

の３つです。
今現在バイトは塾の講師をしていて、教員免許も取る予定です。
TOEICの方は大学で受ける機会があるので700点以上を目指したいと思っています。

厳しい回答でもいいので、一つでも多い回答をお待ちしております。

Answer 1

海外支社が多い商社（商事）となると、勿論、
御三家です（丸紅/三井物産/住友商事）。
他にも双日や三菱商事など、幾つも有名所はあります。

ただ、こんな事を言うと失礼なのですが、貴方も社会に
出れば判りますが、多くの学生は基本、「無知」です。
頭が悪い・・・と言うのではなく、「英語を使いたい。ならば
商社」・・・と馬鹿の一つ覚えみたいに英語が使えて、海外
駐在が出来る仕事は「商社」しかない・・・と思っています。
更には「では、商社って何処があるんだろう？」・・・と言うことで
ネットで調べたり、親に聞いたりすると、勿論ですが、
まずは大手が出てきます。すると、そこしか名前を知らないので、
受けるわけですね。ただ、当然ながら、学生が考える事など
皆同じなので、凄まじい人数が受けに来ます。
なので、倍率は当然跳ね上がるし、本当に優秀な人しか
入れない事になります。
もし、大手を目指すのであれば、「貿易実務検定」など
取っても「無駄」です。実際、殆どの大手商社は「貿易実務」
を使うような仕事は子会社に依頼するか、貿易実務を専門に
する会社から人材派遣をしてもらい、処理します。
その勉強をする時間があれば、少しでも貴方の大学での
専門分野を磨いておく事です。
殆どの大手商社はケミカル（化学品）を扱っており、
その取扱量も凄いものがあります。船会社からタンカー船を
借りきり、一度に4万トン、5万トン・・・・と海外から輸入をします。
その為に、化学品や危険品の知識が無いと営業が出来なけれ
ば、船会社の担当者と対等に話す事も出来ません。
また、海外に駐在したいのであれば、語学は必項です。
目標700点では低すぎます。大卒の平均点は600点と
言われている中で、中小貿易会社などであれば、700点で
十分ですが、大手を目指すのであれば、850点以上、900点台
が理想です。
某Ｍ㈱と言う大手商事では、英語以外に第二外国語が
話せる事を求める所もあります。
さて、前置きはその位にし、ご質問者さんのお尋ねになりたい
ことですが・・・・。

①海外支社の多い有名な貿易会社はどこでしょうか？
A．上記に書いてあるのが有名なところです。

②理系の女子でもそこへの就職は可能でしょうか？

B．女性の正社員も居ますし、新卒採用もしています。ただ、総合職では難しいです。

③商社はやはり一流大学でないと就職はむずかしいでしょうか？
商社もピンキリです。連結従業員数千名も
あれば、数名や数十名でやりくりしている会社も
あります。また、例えば、「住友商事」・・・であっても
取り扱い品目が幅広すぎて、わざと子会社を
つくり、特定品目だけ依頼しているところも
あります。当然ながら、親会社より子会社のほうが
入社し易いです。
また、メーカーの子会社で商事会社もあります。
例えば、自動車メーカーの「ホンダトレーディング」
やトヨタ自動車の「豊田通商」、日産の
「日産トレーディング」・・・などです。

また、将来的に海外に駐在したいのでれば、大手より
逆に中小を狙った方が良い事もあるんですよ。
例えばですね、大手Ａ社、従業員10,000名の会社があったと
しましょう。こちらの海外支社は世界30社。次に中小Ｂ社、
従業員650名、海外支社は世界15社・・・・この場合、
どちらが海外に行けるチャンスがあると思います？
大手になれば、優秀な人材が揃いますので、皆が海外に
行くチャンスを伺い、それこそフルーツバスケットのように
海外の空きポストを狙います。
ただ、中小は人が少ない中でやりくりし、かといって
海外にも進出しますので、滞在できるチャンスは実際は増えるん
ですよ。会社によっては「英語が話せる」・・・と言うだけで、
頻繁に海外出張に行かせてくれる会社もあります。

また、「英語が使いたい」「海外に行きたい/駐在したい」
ならば、何も商社に拘らなくても良いんです。
例えば、メーカー（製造業）も幾等でも海外に進出している
会社もありますし、それこそ、三菱ガス化学や旭化成のように
ケミカル品を実際に自分達で海外にプラントを立ち上げ
運営している所もあれば、そういう会社から輸送委託を受けて
物品を海外から運んだり、運び出したりする国際輸送会社や
船会社もあります。
例えば、自分は中堅船会社に勤務していますが、
海外に駐在所が15箇所、自分の居る部署でも女性で
営業をしている人が居ます。丁度今、オランダへ
出張に出ていますよ。

などなど、商事を目指すのも良いですが、「英語＆海外」
と言う拘りだけならば、もっと視野を広げて様々な業種を
調べてみる事をお勧めしますよ。