ペット業界..といっても広いので、たとえば訓練士さんやペットショップのオーナーなどには多少お年を召した方がいらっしゃいますが、動物看護士に関しては近年専門学校に何人か入り始めた..という感じで決してメジャーではない印象です。 そもそも、ペット業界で「雇われている」段階では、とても妻子を満足に養える給料は出ません。国家資格・特殊な技術がいらないことなどから経営者から見れば、「安く雇える人材」が最優先だからです。 トリマーや訓練士といった人たちは一応、「技術」を持っていますから、自立(開業)が可能です。そこからは自分の技量勝負になりますので、技術もあって営業がうまければ十分にやっていけるでしょう。 しかし、動物看護士は国家資格でもなければ、特殊な技術もありません。動物看護士にできることはすべて獣医師がカバーできることばかりなのです。そして自立もできない、と八方塞がりです。 よって多くの男の動物看護士が結婚・出産を機にやめて行きます。養えるだけの給料が出ないし、その見込みもないからです。 今現在、動物看護士の有志が国家資格にしようとか、労働状況の改善などを求めていますが、何十年も先になることでしょう。 その前に獣医師の労働環境を上げないことにはあがるわけがないのです。 医者と看護士にも同様のことがあり、近年やっと、医師の労働環境を改善した後に、看護士の労働改善がされ男の看護士でも十分にやっていけるようになったばっかりです。動物業界は厚生省などからの保護もありませんから、まだまだ先になるでしょう。
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