採りあげる商品の持ち上げ方が巧みで、しかも値段の出し方など、心憎いばかりに消費者心理をじらしたことにあると思います。 全国ネットがまだ黎明期の頃、放送で採りあげる商品群は型落ちの在庫処理でしかないものばかりだったんですが、一度注文した顧客層へのカタログ発送をまめにこなしたことと、やがてジャパネット仕様なる型番商品までメーカーに作らせたこまめさで、顧客の信用を勝ち得たことが大きいと思います。 この種の通販に付き物だった「おまけ」を廃して値段勝負に徹したこととともに、納期のいい加減さ、また粗い梱包による商品欠損リスクなども、ジャパネットが一番に取り組んで解決したことで、その後の通販は軒並み雨後のタケノコ状態でジャパネットのコピーが氾濫しています。 本社スタジオ発での高田社長のセールストークも大きかったですが、同時に社長に匹敵するトークの人材を積極登用して任せ切ったことで全国ネットが可能になり、アナウンサーが流暢に喋りさえすれば大丈夫、という定説を覆らせたのは、「アナウンサーは職業上そう言うしかないからウソっぽく聞こえるが、本職が商品の持ち味を徹底PRする分には違和感がない」ことに尽きたようです。 さらに細かい点もいっぱいあるんですが、ひとつだけ挙げますと、ラジオショッピングを打つ場合、ある番組の中に割り込む形で中継に入ったら、その番組のキャスターにも掛け合いで一役買ってもらっていることも大きな要素だと思います。これは旧来なかった新発想で、それまでのショッピングでは番組キャスター等は生CMに割り込んでくることはなかったんです・・・
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