いわゆる「日本語教師の資格」と呼ばれているものは、国家資格ではありませんし、免許でもありません。 正確には日本国内の日本語教育振興協会(日振協)の認可校で教えるために必要な「資格」に過ぎません。 日本国内へ日本語の語学留学するためには就学ビザが必要ですが、そのためには日振協認可校に通わなければなりません。 日本語を学ぶ語学留学生のほとんどがそういった就学ビザで学ぶ学生なので、必然的に日本国内で日本語教師として働きたい場合、日振協の定めている資格を満たすよう、養成講座に通ったり、検定を受検したりするわけです。日振協の資格がなければ日本国内の8割近くの学校に門前払いされてしまうわけですから。 もちろん、韓国やカナダ、オーストラリアなどワーキングホリデー制度を利用して日本語を学ぶ学生もいますし、主に欧米などからの企業駐在員やその家族を対象とした日本語教室、学校などでは日振協と関係のない組織もありますので、大学で日本語教育専攻でなくても、検定に合格していなくても、民間の養成講座を修了していなくても日本語教師として働くことは可能です。その学校独自の養成講座を持っているところもあります。 ですから国外の日本語教育機関では日本の法務省に就学ビザを申請する必要もありませんし、当然日振協に加盟している学校もありませんから、絶対的な資格と言うものはありません。ただ、日本語教育の本場である日本のほとんどの民間学校が日本語教師の採用基準としている日振協の「資格」をそのまま各学校が流用して日本人教師の採用基準としている海外の日本語学校も多いです。 ただ、あまり日本人に人気がない地域や需要が多くて、日本人教師が足りない地域ではあまり採用条件が厳しいと人が集まらないので、「日本人なら誰でも可」というような学校も結構あります。日本人留学生が多い国では基本的には専任の教師が文法などを教えて、素人の日本人をティーチングアシスタントとして採用し、会話の練習などに限って担当させている学校などもあります。
なるほど:1
現在中国に留学しています。 知り合いで、こちらの日本語学校で 日本語教育に関する知識・資格は全くなしで 日本語教師としてアルバイトしている人は何人かいました。
「日本人」っていうのが資格みたいなものじゃないですか?
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