納棺師みたいな仕事をしてます。 うちの場合は、前処置→お風呂→化粧など→お着替え→納棺 とやりますが、映画のおくりびととは大分違いますので、参考までに。 ちなみに、お風呂・着替えは生きた人がやるのと同じような道具(シャンプーとかスポンジとかタオルとか・・・)しか使わないので割愛。 脱脂綿やアルコールは、主に処置の時に使う物です。 出血や体液を止めたり、臭いを隠したりする作業で、その為なら何でも使います。 損傷が大きければ腕や胴をオムツでぐるぐる巻きにする事もありますし、虫が湧いていれば、不本意ではありますが故人に向けて殺虫剤を撒く事もあります。 臭いがひどかった時に、ファブリーズを投入したこともありました。 あとは細かい物で、サージカルテープとか絆創膏とか、一般的に傷を塞ぐのに使う物全般ですかね。 ピンセットやゴム手袋なんかもいります。 化粧品も、うちでは故人専用の物を使います。 生きてる人と違って体温や脂がないので、ファンデーションなんかは、普通の物だと化粧乗りが悪いんです。 また、納棺した後、通夜~火葬まで丸一日以上ありますから、その間に腐敗したり、血や体液を吹いたりされないように、ガンガンに冷やしてあげないといけません。 その為、納棺の際にはドライアイスが大量に要ります。 さらに、腐敗がひどかったら棺にも防臭剤を入れたり、棺の底に防水シートをひいてみたり・・・最悪の場合、故人丸ごとビニールで簀巻きにしてしまう事もあります。 映画みたいに少しの布や綿で綺麗に整うのが理想なんですが、あんなに綺麗な亡くなり方をする人の方が少ないので、納棺屋はいつも大荷物です^^;
なるほど:1
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