英検一級に向けてどんな努力をしていますか？

Question

英検一級に向けてどんな努力をしていますか？ごく最近合格した方に聞きます。何回目で受かりましたか？どんな勉強をどのくらい期間続けましたか

Answer 1

前回とりました。

２回目の受験です。２００８－３ではかなり緊張し、舞い上がり、また、語彙やリスニングが難しかったためボロボロでした。
２００９－１で雪辱です。
本格的に勉強をして約１年かかりました。スタート地点は英検準１級取得、TOEIC860点、TOEFL(紙)550点です。

・語彙 ほぼ１年まるまる「新しい単語に出会って暗記」という作業を行いました。昨年の夏から冬にかけてですが、まだ語彙力が非常に少なかったと思います。英検の過去問で新しい単語に出会っては覚えるような作業をしていましたが、１月段階では基礎力不足でした。TOEFLやTOEIC､英字新聞等と合わせて覚えていったので、大体１００００語近くにはなっていましたが、英検に特化した語彙力増強の必要性を感じました。
その後、一からまた語彙力増強をやり直し、約３０００強暗記しました。単語リストを何週かするようにし、この時点で、英字新聞(私はAsahi Englishを読みましたが)で１日の国内記事で知らない語彙が１０弱まで減少しました。

・リーディング リーディングらしいリーディングはしませんでした。TOEIC練習でそれなりに速く読めるようになりましたが、英検と比較すると読みがかなり荒いです。ですので、確実に正確に読む、精読を心がけました。英検の問題文の復習、或いは英字新聞を読むに際して必ず音読をするようにしました。英字新聞量はだいたい１日語数にして３０００語程度です。忙しいときにはやれなかったときもあります。
また、洋書のTOEFLの問題集では、それなりに教養に関する分野がリーディングとして入っていましたので、こちらも合わせてやりました。

・リスニング ほとんどTOEICとTOEFL、それに英検の過去問のみです。仕事の都合上、あるいは家族の都合上、テレビの副音声の手が使えなかったので、ニュース英語はウェブ上で、NHKの英語放送を見ました。TOEFLは特にibtでは英検よりも長い英文が流れますので、インタビューにはかなりもってこいです。TOEICの先読みテクは英検では完全に対応できませんが、先予習が出来ますので、これにてかなりリスニングの正答率が上がります。

・ライティング ライティングもやったりやらなかったりです。英検の問題から抜粋したり、あるいは二次試験のトピックカードからやったり、TOEFLのライティングの練習をしたりです。基本を押さえて[ツカミ]－[本論(キーワード１～３]－[結論]の体裁は死守しました。
１回目の英検挑戦で、論点を読み違えて痛い思いをした経験があったので、質問文に関してかなり気をつけて、高校生の訳授業のように慎重に確認するようにしました。
今思えば、国連英検の作文課題がＨＰに載っていますが、これはかなり良いライティングの質問文だと思います。

・スピーキング 分野を絞ります。出来れば英語で独り言をスピーチ的に言う時間があると良いと思います。私は「教育」と「社会格差」に絞って行いました。二次試験のトピックは５つありますが、必ず１つか２つは自分の得意分野があります。
練習はスピーチをやってみた上で、ライティング的に原稿化します。そして、就職試験の面接の準備のように、これについてはどういうか、これについてはどういうかと言うことをかなり考えます。２分間スピーチのみが２次試験の判定の主材料になっていないという話をする人が少なからずいますが、その通りだと思います。
私は毎日やりませんでしたが、会話の相手となる学習者やネイティブがいない場合は、毎日でも、同じ題材でもやった方が良いと思います。

・メンタル 諦めないことが肝要です。ほとんど得点が伸びずに不合格となっていたとしても、新聞を読むときにすらすら読めるようになったり、到達度確認的に受けたTOEICの点数が上がったりすると、英検合格ではなくても、向上はしていることになります。そのまま勉強を続ければいつかは合格するという希望を持って臨むことが大切です。
もちろん、目標設定も必要ですが、それはモチベーションが上がりやすい方法を取ることをお勧めします。