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赤帽って慣れて安定するまでの苦悩を教えてください。 例えば一人で冷蔵庫とか無理なので引っ越し案件を拒否ってるって人がいるのですがそれでも稼げるのでしょうか?
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元赤帽です。 稼げる稼げないは、赤帽を始める前に、サラリーマン時代に色々な企業の キーマンとなるような人とのつながり(コネ)があるかどうかになります。 そもそも赤帽は、企業からの突発的な配達依頼(チャーター便・スポット 便といわれるものです)を請負うのが中心です。 基本的に企業から、部品を急ぎどこどこの工場へ送ってほしいとか、 物流センターからスーパーへ、大型車では積みきれなかった食料品や 飲料水を、各何個ずつ、10店舗ほど配達してほしいとか、ときには、 見本品や展示品を一点だけ配達したりと、企業との取引がメインです。 そういった、突発的な片道配達ということもあり、運賃が高いのです。 しかし、当の赤帽ドライバーからしてみれば、帰りは荷台を空にして 帰ってくるので、様々な経費を引くと、たいしてお金は残りません。 それなりの物流会社は全国あちこちに拠点がありますから、どこかの拠点で 荷物を降ろしたら、今度はそこで荷物を積んで帰ってくるというように、 荷台が空ということはないのですが、赤帽は個人事業なので、拠点なんて ものはありません。 この違いが、同じ物流でも、形態がまったく違うものにしています。 一般の個人からの依頼は、引越しを含めても、全体の占める割合から すれば、5%~10%くらいです。多いのは、工事現場へ建築資材や足場板 などの仮設資材が多いです。 この様に、突発的な配達依頼なだけに、毎日仕事があるとはかぎりません。 そのため、得意先を多く持っている、赤帽歴の長い人から仕事を回しても らっているのが現状です。 その先輩赤帽から回ってくる仕事は、赤帽組合の各県にある支部・配送セン ターから回ってきます。そこから先輩赤帽に顔を覚えてもらい、支部・配送 センターを飛ばして、直接、仕事を回してもらえるようになると、支部・ 配送センターへの仲介手数料を取られることがなくなりますので、その分、 少しだけ利益が増えます。 そして赤帽を始めたばかりのオーナーなら、1日に1万~1万5千円位かと。 多い日だと、2万5千円前後の時もあります。ひと月で売上が40万~50 万位いけばかなりいい方です。そこから経費を引けば25万~30万程度。 但し11月~年3月は繁忙期という事もあり、月60万前後はいくでしょう。 その代わりに4月~8月位までは閑散期となり、仕事が無い日が続くことも あります。 その様な状況で、次に買い替える赤帽車の購入資金をコツコツと貯めていか なければなりませんが、現実は、個人事業でもありますから、手元に残った お金から、健康保険料、国民年金、住民税等の税金を払わなければならず、 購入資金は貯まりません。その上、インボイス制度で消費税まで納めなけれ ばなりません。 運賃について、赤帽は距離制運賃を採用しています。例えば70㎞ の配達をした場合、売上は¥16,500-です。 70㎞距離を走るのに、約2時間半はかかります。配達が終われば カラ荷で帰ります。往復140㎞、それに自宅までの距離も時間もあ ります。また、荷物の積込みと荷下ろしの時間、30分から、荷物量 が多ければ1時間以上、スムーズにいっても6~7時間も掛かります。 経費(ガソリン代や支部・配送センターへの手数料、仕事を依頼した先輩 赤帽への手数料等々)を、約45%(これくらいは掛かります)くらいと 考えた場合、手元には、約¥9,000-位が残ります。 時給計算に換算すれば、¥1,300~¥1,500-位になります。 そこから、更に健康保険料などの税金を払うわけです。 もっとも上記の金額は、赤帽組合で決められた正規料金を支払ってもらった 場合の話しで、自分の代わりに配達を請け負ってくれる他の赤帽オーナーを 探すことを、赤帽組合支部・配送センターに依頼する赤帽は、殆ど、まとも に料金を支払わない悪帽です。 お客には、正規の料金よりも高い金額で請求し、他の赤帽オーナーに依頼す る時には、お客からは料金がこれくらいしか払ってもらえないとか、追加料 金(作業料・待機料金など)は出せない、前日の夜に積込みしをして翌日の 朝いち配達のときなどは、高速代無しの下道で走らせ、お客には高速代を 請求する(これが特に多い)といった、荒稼ぎをしている悪帽オーナーです。 しかも、その事実を赤帽組合支部・配送センターの職員も、他の赤帽オーナー から情報を得て知っていながら、そういう仕事を何も知らない新人にやらせ て仲介手数料を取るという、赤帽組合支部・配送センターと悪帽オーナーとが手を組んでいる状態です。 赤帽組合支部・配送センターにしてみれば、仕事を仲介してもらい、仲介 手数料を稼がせてくれる悪帽の方が、大切なお客様という位置付けだから です。 そんなこんなだから、赤帽は65歳以上の年金受給者が多いのです。
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私は赤帽で働いた経験はないのですが 過去、職人をしていた時に 結構重量のある建築部材を急遽赤帽さんに持ってきてもらいました。 多分、慣れない建築部材の配達だったのでしょう。大勢いる職人がやってたかってその部材を荷台から取り出すのを運転手さんは端っこに立って見ているだけでした(多分、門外漢の自分が手伝うのはむしろ迷惑になるだろうと運転手さんなりに配慮で、わざと遠慮してたのだと思いますが)。 で、その運転手さんの姿を見た職人のトップが 「なんだてめー!荷物持ってきて、ボケーっと突っ立って、俺たちだけに荷下ろしやらせるつもりか!ふざけんなこのやろー!手伝えよばかやろー!」 って、無茶苦茶怒られてましたね。 今も、当時も、そんな風に言うなよ〜と思いますが、その現場の職人のトップが言ってる事なんで、まーまー、と仲裁や弁護する人もいなくて、心から可哀想だなぁ〜と思いました。 とまあ、今はどうか知りませんが、荷主からの横暴、暴言などまだまだ残ってる世界とやり取りすることが多いだろうから、そんなやり取りしてたら、心労多いだろうな、と部外者ながら心配します。
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