現役義肢装具士です。 ①賃金が安い 業種として給与が低いです。経営者や役員以外は平均給与に届かないと考えた方がいいでしょう。 ②残業が多い 営業においても製作においても残業が発生しやすい職業です。従業員全員が定時あがりといった会社は私は聞いたことがありません。残業代がきちんと支払われるかどうかは会社によりますが、それによっては①はマシになるかもしれません。 ③人間関係 病院では医師や患者に頭を下げ、会社では上司や製作担当に頭を下げることが多くなります。会社内でどんなに立場が上でも医師に対しては絶対に逆らえないので、理不尽な医師がいたりするとストレスが半端ではありません。 ④医療職ではない 養成校では医療職の一員と学びますが、実際はただの外部業者です。③とも絡みますが、看護師やPTよりも立場は下になりやすく、悪意なく「業者さん」と呼ばれます。装具を嫌がる患者に高額で売りつける立場なので患者とも揉めやすく、未払いの代金請求に奔走することも非常に多いです。 ⑤将来性がない 保険適用製品が故、国に価格を定められており、勝手に値上げをすることができません。物価高により、一部製品では販売価格より仕入れ価格の方が高いという逆転現象まで起きています。価格改定も頻繁ではないため、見通しは暗いです。 魅力に乏しい職業のため、養成校の数も現役義肢装具士も減少傾向にあります。5~10年前であれば、「やりがい」でカバーできる部分も多かったですが、現在はとても「やりがい」だけではやっていけません。就労先としてお勧めしかねます。
そうだね:1
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