教会の牧師さんは、普段（礼拝などがないとき）は何をしてるんですか？

Question

教会の牧師さんは、普段（礼拝などがないとき）は何をしてるんですか？

Answer 1

礼拝の準備。信徒の管理(相談など)。自分自身の研究テーマ。伝道。他の同じ派の教会の牧師との交流。教会の運営(経営)全般について教会の担当者との話し合い。イベントの準備。あとは神様を中心にした生活。あとは雑事もろもろ。(知り合いに訊きました)教派によって差はあるとのこと。

Answer 2

牧師とは

牧師とはそもそもどのような人を指すのでしょうか。神父との違いもあわせてご紹介します。

牧師とは？キリスト教プロテスタントの教職者

キリスト教にはさまざまな教派があり、よく知られているのは「プロテスタント教会」「カトリック教会」です。教派によって聖職者や教職者の呼び名は異なり、一般的にはプロテスタント教会で牧師という言葉が使われています。

神父との違い

牧師の他に、神父という呼び名もよく聞きますが、それぞれ違いはあるのでしょうか。
神父とは、カトリック教会における聖職者の敬称で、正式な職名は司祭です。一方の牧師は、プロテスタント教会の教職者を指す呼称で、正式な職名になります。どちらもキリスト教の儀式を行う権限を持ち、教会から資格を与えられた職業である点は同じです。ただ、牧師はプロテスタント教会に所属するのに対して、神父はカトリック教会に属して、ミサ、洗礼式などを執り行います。なお、聖職者である神父は、生涯独身でいなければなりません。一方の牧師は教職者であり、立場上は信徒の代表というポジションになるため、結婚が奨励されています。いずれにしても、牧師及び神父は教会の要とも言える存在です。

牧師の仕事

次に、牧師の詳しい仕事内容を見ていきましょう。

牧師の主な仕事内容

牧師の具体的な仕事は、以下に挙げる5つに大別されます。

洗礼式や聖餐式など儀式の執り行い

教会では、神からの恵みを目に見える形で表す儀式を行います。教派によって儀式の呼び名や数は異なり、プロテスタント教会の場合は、洗礼式と聖餐式が該当します。洗礼式は入信の儀式であるのに対して、聖餐式はイエスが十字架にかかった場面を思い出す儀式です。その他、信徒の結婚式や葬儀なども行います。教会によっては、信徒以外の結婚式などを受け付けているところもあります。

説教

毎週行われる礼拝の時間に、神の言葉を伝えるのが説教です。礼拝では、讃美歌を歌い、牧師の説教を聞き、献金（神への感謝の気持ちとして行うもので義務ではない）や主へのお祈りをします。礼拝の内容は教会によっても異なります。

信徒たちのサポート

教会に来る信徒のサポートも牧師の大切な仕事です。一緒に聖書を読んで理解し合ったり、信徒の相談を聞いたり、場合によっては信徒の家を訪問して交流を図ったりします。積極的な信徒とのコミュニケーションが信仰を深め、教会と信徒のつながりを強めていくため、とても大切な仕事です。また、教会はいつでも誰でも立ち寄れる開かれた場所ですから、信徒以外がやってきた際にも牧師は温かく迎え入れてくれます。

教会の管理や運営

自分がいる教会の運営や管理も牧師が担っています。布教の一環として教会での行事や取り組みを一般に向けて公開する他、教会の運営に関わる業務いっさいを行います。

神学などの勉強

牧師は多くの人に神の教えを伝える者として、常に謙虚であり、聖書や神学について学び続ける姿勢が求められます。幅広い事柄に関心を持ち、自らの知識を礼拝時の説教で信徒に伝えていくなど、牧師になったあともしっかりと勉強を続けていかなければなりません。