解決済み
現在大学2年生です。中学生の頃から商品開発に興味があって、大学も実際市場調査をして分析して発表する活動をしたり、実際企業さんと連携して商品を開発したりする産業大学を選び、そこのマーケティング学科に入りました。 どこの会社のどの商品でやりたいという意思はないのですが、ジャンルは何にせよマーケティングや商品開発の仕事に就きたいと考えています。 そこで、どんな人材が求められるかを聞きたいです。 やっぱり商品開発となると企業さんは「ここの会社の、この商品が好きで、これだけ分析して!」みたいな自社の商品を熱量を持って好んでいる人材が欲しいのでしょうか… 企業の事まだ何もわからなくて、秋辺りにインターンで工場製造や食品系の営業同行などに応募できる期間があるのでそこに応募しようと思っています。 今の内に積んでおくと良い経験はありますか? また、取得しておくと良い資格はありますか? (販売士3級は現在勉強中で卒業までに取得したいと考えており、社会人になってから2級が欲しいなと考えております。)
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元採用担当のおぢさんです。活字で書きますので、厳しい感じがしたらご容赦くださいね。 商品開発、企画、マーケティング等々は、いつの時代も学生さんから人気のキーワードですね。ただ、実際にやっている人たちは本当に大変ですよ。よく取材を受けておられるのが、家電メーカーの炊飯器の開発チームなどですが、毎日何度もご飯を炊いてその度に試食(官能評価)します。普通の人なら1ヶ月保たないような過酷な仕事です。食べ物系は、端から見ている人間からは、だいたい地獄のような光景といえます。そして、メーカーとなると多くは理系人材が研究開発をします。ただ、マーケティングを専業でできる部署や職種であれば、嫌でも開発に関わることになりますから、そういう部署がある会社を目指すのが現実的ですかね。 さて、どうやってそういう仕事に就くかですが、これは社長のなり方を尋ねられているのと同じ感覚ですかね。会社によって、大きく異なりますし、希望したからと言ってなれない人のほうが遥かに多いです。ですので、まずは一生なれないかもしれないけれど諦めないという覚悟がいります。(理系の研究職などの一部例外はありますが)どこを希望しても「顧客と自社のことを深く知るために最初は営業から」という会社が少なくありません。そうなったときに、他の部署(営業)でも結果を出して、配属の希望が通るまで頑張り続けることができるか否かが鍵になります。 ただ、あなたの場合はどの畑(業界)を希望するかが決まっていませんから、資格がどうこうという話にはなりません。上位資格である中小企業診断士やMBAであればアピールも可能ですが、失礼ながら一般常識レベルの販売士3級を目指しておられるようでは、マーケティング関係でわずかでもポジティブな影響を勝ち取ることは望めないでしょう。ちなみに、販売士にもマーケティングは一項目として出てきますが、全体としては小売業販売員向けの資格です。 ですので、有効戦略としては、あなたが志望する業界をまず決めて、そこで役立ちそうな資格を取るほうがまだ良いかと考えます。あくまでも例えばですが、仮に食品関係であれば食品衛生責任者、調理師等ということですね。 他にも、プレゼン能力は絶対必要ですから、ゼミやその他でも発表など自ら積極的にやっておかれることは重要でしょう。これは、そのまま就活でも使える汎用性の高いスキルです。また、商品開発とは未解決問題の解決にほかなりません。問題解決力や論理思考も積極的に修得しておきましょう。 ここから蛇足です。 大きな図書館に行かれたら、プロジェクトXのビデオやDVDが置かれています。「男たちの復活戦 デジタルカメラに賭ける」というカシオの商品開発の回を御覧ください。テレビなのでかなりドラマティックに表現はされていますが、やっていることは概ねあんな感じですね。似たような事例としては、マツダのロータリーエンジンは開発中止が決定した後も、一部の同志たちが研究を続けていて再度発売されたこともあります。 何が言いたいかというと、プライベートの時間や、自腹(自分のお金)を注ぎ込んででも情報収集・研究開発をして、すごいもの・良いものを作りたいという想いが十分でない人ならば、甚だしく理不尽な仕事になってしまうということです。センスやアイディアだけでやっていけるような仕事では全くありませんから、勝率を少しでも上げるためにみんな泥臭いことをやり続けています。 また、プロジェクトXやテレビ番組等で紹介されるのは多くが成功事例となっていますが、実際には大失敗となって左遷されて二度と開発に関われなくなる人も大勢います。商品開発という言葉は眩しい光を放っていますが、大きな闇も同時に存在しているということは覚えておいてください。
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資格は「決められたことを決められた通りにできるか」を問うものです。商品の企画や開発は「決まってないことを考えて決めていく仕事」です。 なので、商品の企画や開発に必要な資格もなければ、有利になる資格もありません。 その上で、「仕事のできる人」の定義を読んでみてください。 https://gendai.media/articles/-/124799 市場調査やマーケティングから「他の人と同じもの」を見つけ出して、そこから他の人と同じ発想をしていたら、熱意とかあっても商品の企画や開発では食っていけないでしょう。 他社とかぶった商品を開発して、結果、コストダウン競争になりますからね。 質問者様は、「他の多くの人には発見できない問題」を見つけられそうですか? 「他の多くの人には気づけない解決策」を見つけられそうですか? 「他の多くの人にも見えるように伝える」ことができそうですか? できないと、営業職で終わるでしょう。
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食品メーカーで開発してました。 資格については他の方も書かれている通り、すぐに取れるレベルで有利になるようなものはないです。 最近は海外MBA取得者が増えてきているのでそれくらいじゃないと意味がないです。 積んでおくと良い経験は統計解析です。 データを分析するのが非常に重要なので。 あとはシンプルに英語をネイティブレベルに、基礎学力は早慶レベルに引き上げておくことです。 大手になるとマーケティングの多くは一橋・神戸・早慶の経営・経済系出身です。 特にB to Cは倍率が高くなり筆記試験のハードルも上がるので早慶に勝てるくらいの学力・地頭は必要です。
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