医師と歯科医師で、どうして国家資格が分かれているのでしょうか？ （大学でも、医学部と歯科学部がありますが・・）

Question

医師と歯科医師で、どうして国家資格が分かれているのでしょうか？
（大学でも、医学部と歯科学部がありますが・・）国家資格が分かれている時点で
医師には出来て、歯科医師には出来ないもの。
歯科医師には出来て、医師には出来ないもの。が
あるってことでしょうか？？

Answer 1

歴史的に歯医者と医者が別々だったことの名残です。昔は痛ければ抜くみたいな治療ですから、命に関わるような医者の仕事とは別だったことでしょう。その後、医学も歯学も進歩し、現在は歯学部でも全身のことを学んでいるのですが、今も免許は別のままです。
別々の理由の一つとして、歯科医師法で、歯科医師以外の、歯科医業を禁止していることがあげられます。まあ利権問題と言えば言えます。
逆に歯科医師は、医科医療の治療上、必要とみなされた場合には全身への医療行為を行うことができます。ただ、どこまでできるのかという基準は特に決まっていないので、実際に行われることは限定されているようです。

また、患者死亡時に、医師は死亡診断書と死体検案書を作成できますが、歯科医師は死亡診断書はのみ作成できます