電験三種 2002年 問4 に関する質問です。 誘導発電機は、系統への並列時に大きな突入電流が流れる とありますが…

Question

電験三種 2002年 問4 に関する質問です。

誘導発電機は、系統への並列時に大きな突入電流が流れる とありますが、

なぜ、系統への並列時に大きな突入電流が流れるのでしょうか？お願いします。

Answer 1

誘導発電機系統並列とは言いますが、同期発電機の並列と異なり
誘導発電機側には発電機電圧はありませんので、回転数のみの
一致で並列です。この為、
①同期発電機側には内部誘導発電電圧はありません
②ここで並列ですので電源電圧での発電機側短絡となります。
③誘導発電機の停止時インピーダンスは拘束インピーダンスと呼ばれます
④この拘束インピーダンスが１５％～２０％程度ですので、
⑤回転中でも突入電流は５倍～６倍の定格電流が流れます
⑥この電流で誘導電圧発生ですので電流は数サイクルで治まるようです

●系統への並列時に大きな突入電流が流れるのは、誘導発電機には
内部発電電圧が無いからのようです。
以上

Answer 2

誘導発電機について勉強したことが無いので誘導電動機に知識から書きます。
誘導発電機を系統に入れるときは先ず発電機の回転数を系統周波数に略合わせます。誘導機ですので回転していても電圧は発生していません、この状態で系統に投入しますとトランスと同様に励磁突入電流が流れます、励磁が出来ると電圧が誘起します、誘導機ですので周波数の差はスベリとなりスベリがプラスなら電動機、マイナスなら発電機になります。
「系統への並列時に大きな突入電流が流れる」は上の励磁突入電流の事ではないでしょうか。

Answer 3

事前に併入条件を満たす必要があります。
①電圧が等しいこと
②周波数が等しいこと
③位相が等しいこと
④以上三件が同時刻であること