大きく2つあります。 ①資源への依存度(三井物産>三菱商事>>>伊藤忠) 原油、天然ガス、食料原料などの資源の価格が動くようなニュースが出た時の変動幅は、他商社よりも伊藤忠の方が低いです。 資源開発・トレード関連の部門が稼ぐ収益は三井で8割、三菱で6割前後ですが、伊藤忠では4割を切るからです。 今は資源市況がいいので、三菱と三井が特に好調ですが、代わりに今後資源市況が下がった時の下落も少なくて済みます。 こうした安定性を評価されたので、2000年代は財閥の三菱、三井の下でしたが、今や三井を抜き、三菱に追いつきそうな勢いです。 ②収益モデルの違い 5大商社はどこも本社の社員数は約4~5千人ですが、株式を保有している子会社や孫会社の社員数を足すと、圧倒的に伊藤忠が他社よりも多いです。さらに、保有している子会社・孫会社の総数も伊藤忠が多いです。 つまり伊藤忠は、他社以上に、大小様々な会社を保有しているということです。 これが意味するのは、特定の子会社の業績が低迷したり、潰れたりした場合でも、受ける打撃が比較的少なくて済むという事です。 三菱、三井はその点、ひとつひとつの子会社が大きいです。最近では三菱商事が半分近くの株式を保有する三菱自動車が大損を出して、商事の業績にも大きな悪影響を与えました。こういうことがあります。
世界のグローバル企業をライバルにしているのが三菱商事と三井物産。三菱商事と三井物産をライバルにしているのが伊藤忠商事。ここが大きな違いです。 あと、少し古いですが、就活生の間で以下の表現をすることがあります。概ね各社の社風を表していると思います。丸紅は今、もう少し頑張ってますけどね。 +++ 目の前に川があり、川の向こうにお宝がある。どうやって川を渡るか。 三菱商事:橋を作って渡る。 三井物産:ヘリコプターを持ってきて渡る。 伊藤忠商事:みんなで泳いで渡る。 住友商事:三菱商事の作った橋を渡る。 丸紅:お宝は見つけられない。 +++
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