ファッションデザイナーは知識やパターンメイキングの技術だけで結構上まで上り詰めることは可能でしょうか？

Question

ファッションデザイナーは知識やパターンメイキングの技術だけで結構上まで上り詰めることは可能でしょうか？

Answer 1

人の心理機能には思考・感情・直感・感覚の4種類があると心理学者のユングは考えました。

思考は言語的な能力で、その人なりの固有の法則に従って外界の情報を処理していきます。

感情は外界からの刺激に対して、意味や価値を付与する機能。

直感は目の前の事物そのものではなく、その背後にある他の事物とのつながりや法則を掴むことができる機能。

感覚は外界からの刺激を受け取り、過去の体験と照らし合わせる機能です。

さて、あなたが言及されている「知識」や「パターンメイキングの技術」は「思考」に属している能力です。

思考・感情・直感・感覚のうち、思考のみが「意識」の上にのぼり、他の三つは主に「無意識」の内にあります。

人間の脳が処理できる情報量は、意識下では126ビット程度ですが、無意識下においては1000万ビット以上の情報がやりとりされていると言われています。

「あるもの」をクリエイトする創造的行為は、たかだか126ビットの能力ででは非常に困難です。

無意識下の1000万ビットの力を借りないとできません。

この「無意識下の1000万ビット」が「センス」と言われるものの正体です。

つまりは、知識やパターンメイキングの技術だけではデザイナーとして成功することは難しいですね。

無意識下の能力、つまりセンスも不可欠です。

脳生理学と心理学の観点から回答してみました。

参考になればなによりー。

Answer 2

本当にその分野で唯一無二ってレベルまで突き詰めれば不可能ではないかもしれませんが、ファッションやアートって技術とは全く関係のない天性の才能やセンスが占める比重が大きい分野なので、努力や知識じゃどうしようもない事の方が多いと思います。

Answer 3

デザイナーなんてコネと運でしかねーよ