トヨタで働いています。アーク溶接ロボットの芯ずれ異常ってどーゆー異常なんですか？聞ける人もいなく、気になって質問しました…

Question

トヨタで働いています。アーク溶接ロボットの芯ずれ異常ってどーゆー異常なんですか？聞ける人もいなく、気になって質問しました。
教えてください

Answer 1

芯ずれとは「溶接すべき線」と「溶接したビードの中心」がズレている欠陥の呼び名です。
この異常を見つけるのは目視検査。
ここから異常発生の原因を見つける仕事が始まります。

溶接ビードがズレたのならロボット側に原因がある「狙いズレ」ということになります。
チップが摩耗してワイヤ先端が溶接線からズレたのか、ワイヤの曲がり矯正が効いていないのか、ロボットやトーチに何か不具合が発生したのか・・。

溶接する品物（ワーク）がズレたのなら固定の仕方に問題がある「チャック不良」を疑うことになります。
ワークの精度が悪いのか、セット治具に問題がある押さえ不良か・・。

大分類で「溶け込み不良」、中分類で「芯ずれ」、小分類で「上記の中のいずれなのか」を見つけて対処することになります。

Answer 2

それこそ、職場の人に聞けよって思いますが……。

溶接ロボットに固定されている溶接棒が曲がったり、偏心して固定されていたりして、本来溶接するポイントからズレてしまう異常ですね。

ロボットなんで、x,y,z＝（1,1,1）座標で溶接するプログラムされてますが、溶接棒自体が歪んでるとアームは（1,1,1）座標に動くものの、溶接棒の位置はズレちゃうんですね〜。

溶接棒は溶けたそばから伸出していきますが、微量な誤差によって、母材に底付きして曲がったりしちゃいますね。