電験三種の電力からで、真空遮断器は多頻度動作にも適しているそうですが、ガス遮断器と空気遮断器は多頻度動作に向いてないんで…

Question

電験三種の電力からで、真空遮断器は多頻度動作にも適しているそうですが、ガス遮断器と空気遮断器は多頻度動作に向いてないんですか？

Answer 1

ガスが一番いいですよ。
その次が真空、最後に空気です。

不活性ガスですから、変質し難い上にガス圧を上げて密度を上げているので、残留放電を消し去るのには最適です。
真空は物質がない訳ですから、放電の伝達物質もなく、動作は安定しています。
空気は７０％が不活性な窒素ですが、燃焼する酸素、化学変化する二酸化炭素などが含まれており、残留放電を消し去るには不向きであり、この機器は遮断ではなく負荷開閉として採用されています。

Answer 2

厳密に言えば遮断機は多頻度動作させるものではないのですが、あえて言うなら真空遮断器以外は気体の媒介物があるので機器温度やイオン化気体が定常になるまでに時間がかかるということでしょう。空気遮断機は物自体が大きく動作時の衝撃も大きいのでメカ的な寿命が短く論外。

Answer 3

遮断器は電流を遮断する必要があります。
そして多頻度動作と言うことは、動作量を少なくして機能発揮できることです

ガス遮断器と空気遮断器は遮断能力は高いですが、遮断特性から
動作距離が大きくストロークが長いです。
従いまして、多数回に動作時には機械部の劣化が早いようです。

ザックリでは真空遮断器は最も少ない力で開閉できることにも由来します。
もっと言えば半導体遮断器が開発されれば、更に多頻度可能遮断器でしょう
以上