理系の大学3年生です。 就活についてです。 現在、自動車メーカーの開発職か、電機メーカー(家電メーカー)の開発職の2…

Question

理系の大学3年生です。
就活についてです。
現在、自動車メーカーの開発職か、電機メーカー(家電メーカー)の開発職の2つの業界で悩んでいます。自動車メーカーは100年に一度の変革期と言われており、まだまだ伸び代がありますが、電機メーカー(国内の企業)は低迷していると良く耳にします。
将来性を考えるとやはり自動車メーカーに就職した方が良いのでしょうか？

Answer 1

質問者さん、将来性と言うのは具体的に何を望みますか？
「給料の多さ」、「福利厚生」、「おそらく定年までリストラや倒産が起きない安定性」とかなら自動車メーカーがいいです。
でも3番手以下はそうした将来性や安定性は微妙なので、トヨタかホンダを目指してください。

でも「今学んでいることを活かしたい」、「CASEの新しい技術の開発に携わって活躍したい」ということを望むならそうした自動車メーカーは微妙です。
なぜならそうした自動車メーカーはあまり自分たちで開発はしません。下請けに注文を出してその成果を組み合わせていくだけです。
なので開発がしたいのなら、Tier1のサプライヤー（直接自動車メーカーと取引する部品メーカー）に勤めたほうが働きがいはあります。

あと電機メーカー(家電メーカー)ってどこを想定していますか？
今はどこの電機メーカーも家電なんかあまり売っていません。売上のうち家電などが半分近くを占めるのはパナソニックぐらいです。
例えば日立製作所なんかは家電の売上は全体の1割以下、主力は2割のITと同じく2割のオートモーティブ事業（自動車部品、技術）です。
つまり今の日立製作所は電機メーカーというより巨大IT企業、もしくはTier1のメガサプライヤー（巨大自動車部品、技術メーカー）です。

家電をたくさん売っているパナソニックも15パーセントぐらいの売上はオートモーティブ事業で稼いでいます。
特にパナソニックは旧三洋電機からの流れで電池技術が強いです。現在の日本では最大手、最先端のリチウムイオン電池メーカーです。
リチウムイオン電池はEVに使われる電池なので、パナソニックもTier1のメガサプライヤーという顔を持っています。