解決済み
漢字検定が世間を騒がしていましたが、「おもてなし検定」という検定もあるそうです。 接客業に身を置く者として、おもてなし度なんて紙切れで計れないと確信しています。 皆さんいかが思いますか?大学中退後、伊豆の旅館で支配人として5年間業務を行っている者です。 「おもてなし検定」という不可解な存在のことを耳にしたのは、確か4月ごろの日本観光連盟のメルマガだったと思います。興味本位で詳細をみてみると「日本旅館国際女将会」という老舗旅館を経営している女将たちの代表が監修して経営しているみたいです。 私の持論では、「接客業は人を喜ばせることで自身も喜べるという感覚があれが誰でも最高のもてなしが出来る」また「その感覚が無ければ100の知識やスキルをもっていてもこの業界から出て行ってもらいたい」とさえ思っています。残念ながらこの「感覚」というのは万人が持てるものではなく、やはり向き不向きがあり自身の経験上面接に来てくれる方の中の約3割はこの「感覚」を持っていないことを理由にお断りしています。(勿論それ以外の性格や技術的な面でお断りすることがあるのは前提です) さて、この「おもてなし検定」の目的を見てみましょう。(以下おもてなし検定公式HPより抜粋) 日本旅館の接遇に関する「業界資格・検定制度」を導入し、資格取得に向けた「教育・支援プログラム」を構築することにより、お客様と応対するスタッフのインセンティブの向上と継続的なサービスのレベルアップに資する。 接遇サービスを中心とした旅館における業務サービスの基準化により、旅館業界の人材確保・人材育成に資する。 海外からのお客様に対するサービス知識・スキルの向上により、国際競争力ある観光地の形成とインバウンド市場の拡大に寄与する。 とあります。 要約すると「知識で計る資格・制度・基準を設ければ業界・顧客・国にとって有益である」ということですね。(最後の1行は観光庁から予算を取るためのリップサービス?) 確かに知識は必要だが、その知識とは「各施設が独自に持つサービス基準(その宿の利用方法など)と地域性(観光・交通情報)などその場で必要な知識」のことであり、「全国一律の型にはめた基準」ではない。 基準で計れるものは例えば「運転免許」「TOEIC」「漢字検定」、など「運転をすることを許されているか」「英語がどの程度読み聞けるか」「漢字をよく知っている」という程度で、「運転がうまいか」「英語で人を感動させるスピーチが出来るか」「素敵な手紙を書けるか」とは無関係ということと同じだと思います。 みなさん、いかがお考えでしょうか?私がおかしいのでしょうか?
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確かに疑問が残る資格?ですね。 あなたのおっしゃる通り、サービスや接客というものは 地域やタイミングや時間帯などなど・・言葉で挙げられないものばかりです。 お客様の目線や体の角度からでも、心理を読み、先に行動するような事を 「資格」という括りで囲んでしまうのはあまりにもナンセンスです。 「人を喜ばせる事で自身も喜べる感覚」はその資格を取るだけでは 習得できないものでしょうし、何より才能(?)も必要です。 どんなに知識があっても、型にはまる接客サービスマニュアルなんてものは 一切無く(ファーストフードやスーパーのレジ業務はある程度良いでしょうが) そんなものがあるとすれば膨大なページ数と文字列の塊になってしまいます。 確かにそのような検定資格を持つ事でお客様からの安心感は 得る事ができるかも知れないので、有益であるとは思いますが それを持っているからと言って、有能な人間でもありません。 私であれば、その地域、郷土料理などに特化した知識を有して、利用して頂くお客様を より喜ばせる為により多くの時間を費やします。 その空いた時間などでそのような資格を取る・・という点では考えても良いかなと思います。 その資格も無駄では無いと思いますが、本当に大切な事を学べるとも思いません。
なるほど:1
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