手話通訳者になりたいです。

Question

手話通訳者になりたいです。全くの初心者で、手話を習い手話通訳者を目指したいと思っていますがどのような道のりでしょうか？

市町村の養成講座には応募しましたが漏れてしまいました。
誰でも通えるサークルなどから始めてもよいのでしょうか？
手話通訳者の試験があるのでしょうか？
難しいですか？
年齢制限はありますか？
初心者から始めてどのくらいの期間でなれますか？

40歳を手前に新たな分野で頑張りたいと思い、現在指文字を習得しようと練習しているところです。

ユーキャンなどの通信学習は考えていませんがそちらが良いのでしょうか？

YouTubeなどはよく観ています。

Answer 1

簡単な道のりではありません。

最難関とされてるのが、東京都の手話通訳登録試験、次いで手話通訳者全国統一試験です。十年以上かかる人もザラにいます。それでも合格できれば良い方で、合格できない人の方が多い。

ただし、各自治体の手話通訳者登録試験は、ここまで厳しくない。
もっとも自治体によって差はあるわけで、ユルユルな所もあります。人材が豊富でなり手の多いところだと、優秀なのを選ぶので厳しくなりますが。

最初は、各自治体の手話通訳者登録試験をめざすことになります。
初心者からスタートして、最短では三年間です。
手話講習会で初級・中級・専門コースを各一年間かけて講習を受けるのです。
もっとも、三年間では合格できない人も多く、たいていはさらに数年かかります。この間は手話サークルに所属して勉強を続けることになります。

よって、質の高い手話講習会と手話サークル両方がある地域に住んでいる人が有利になります。手話サークルに所属してる人でも、あわせて手話講習会を受ける人は多いです。
こういう地域は、聴覚障害者協会とともに手話講習会や手話サークルと相互に協力し合っています。

年齢制限は、低い方にならあります。小中学だとたいていは断られるでしょう。高齢の方は制限がない方が多い。80歳代で手話通訳者になった方を知っています。
まあ、高齢になるほど覚えが悪くなって不利になりますが。なので、80歳代で手話通訳者になった方は例外的な存在です。

通信教育はよく知りませんが……
活用してるという人、見たこと無いです。

指文字でしたら、一週間で覚えてしまってさっさと次に進んでください。手話通訳をめざすなら、こんなところで時間かけちゃダメです。
実は、手話講習会でもなかなか指文字を覚えない人、多いんですよ。中級クラスでも指文字が使えない人、けっこういます。こういう人は、専門クラスに入る前の試験で落とされます。
僕は指文字は二日で覚えました。一日で覚えたという人もけっこういます。
ちなみにアルファベット指文字は一日で覚えました。文字数が少ないから。

Answer 2

その年齢の方で一般的な流れを説明しますね。

自治体の手話奉仕員養成講座の入門と基礎を学び、その後簡単な試験を受けて、手話通訳者養成講座Ⅰ、Ⅱ、Ⅲを受けます。
自治体によるのかもしれませんが、私の地域ではここまでに5年かかります。

その過程を修了すると、手話通訳者全国統一試験という試験を受けることができます。
合格率は20%くらいです（地域により差があると思います）。
これに合格すると、いわゆる手話通訳者になれます。
スムーズにいって5年かかるということです。

さらに専門的な知識を求められる“手話通訳士”は20歳以上なら誰でも受けられます。
実際は手話通訳者として何年か通訳活動をした人が多く受ける試験です。
合格率は10%に満たない年も多くあります。
何回も落ちる人もいれば、一発合格の人もいます。

講座を受けながら、サークルに通ってろう者と交流することも大切です。

私は手話通訳士ですが、入門の時の同期は1人も手話を続けていません。
手話通訳士になるのは100人に１人くらいです。

手話の技術もそうですが、人間関係などで辞めていく人も多いです。

手話通訳士になっても、勉強の日々です。

そういう意味では厳しい世界だと思っています。

Answer 3

よく見かける通訳、あれは案外簡単です。2~3年頑張れば、なんとかなります。
問題は、ろう者が使っている手話を日本語に変える作業で、手話ではない身振りの部分を日本語に変える、これは、ある種のセンスがないと大変です。｢講習会で教えてる手話で話してくれれば良いのに、、、｣何回思ったかしれません。